プログラミングは起業に必要ではない

ProgateやTech Academyなど、プログラミングを学べるオンラインサービスがたくさんできてきましたね。

小学校でも来年からプログラミング教育が必修化されるそうです。

 

プログラミングと聞くと今の起業に必須の能力なのではないだろか?

こう考える人ってけっこういると思います。

実際プログラミングを覚えて起業しようみたいなことを言っている人は多いし、GAFAやシリコンバレーで成功したIT長者たちを見ていると、みんなプログラミングを学んできている節があります。

 

 

 

プログラミングを学ぶ。

それ自体はいいことだと僕は思います。

ただしプログラミングは別に起業に必須のスキルではありません。

会社の創業者自身がプログラミングを必ずしもできる必要はないというのが僕の持論です。

 

ゼロからプログラミングを勉強したとしても、あなたよりはるかに能力のあるプログラマーは吐いて捨てるほどいます。

情報オリンピックに出場するくらい能力を持ってたとしても、Googleやパズドラといった画期的なサービスを開発できるわけでもありません。

 

起業に成功するためにはもっと大事なスキルがあるのです。

 

プログラミングはプログラマーに任せればいい

僕のメンターである経営コンサルタントの加藤翔太さんもセミナー中にプログラミングを学ぶ必要はないと言っています。

知っていたら少しお得という程度です。

 

加藤さん自身プログラマーとして非常に優秀な方ですし、20万行以上ものコードを書きツール開発をしてきました。

ツールの売上は累計で10億円を超えており、せどりのツールを開発したときはそのツールで商品を仕入まくって最高4,500万もの月商を売り上げた実績の持ち主です。

 

プログラミングスキルは起業して成功するために必要なのかと聞かれるとそういうわけではありません。

必ずしも経営者が自らコードを書ける必要はないですよね?

社員を雇うか、アウトソーシングすればいいのです。

(Appleのスティーブジョブズはコードなんて書けなかったそうです。)

それ専門の技術者に頼んだ方が時間もかからないし、クオリティの高いものを作ってもらえます。

 

プログラミングを一通り仕事でつかえるレベルまで覚えようとすれば、それなりに時間もかかります。

人生の時間は有限だし、ビジネス1つ軌道に乗せようと思うとコードだけ書けても仕方ありません。

製品を売るスキルであったり、お客さんを集めるスキルであったり、資金を集めも必要になってきます。

サービスの企画やマーケティングをする必要だってあるわけです。

 

起業家・経営者の本分はそれら全体を統合した仕組み作りなのであって、実務ではないのです。

 

経営者は必ずしもHTMLやCSSの知識を持っておかなければならないわけではありません。

もっと他にやるべきことはいくらでもあります。

プロダクトのデザインとかソフトウェアのコーディングはできる人に任せてしまえばいいのです。

 

「ここもうちょっとこうしてよ!」と指示を出すのが経営者の役割です。

他人にできることは他人にまかせ、自分は自分の為すべきことを為すということになります。

 

 

起業家に必要な能力

起業家のやるべきことをざっくり書くとこうです。

    起業家のやること
    • アイデアを思いつく
    • アイデア実現のために必要な構成要素を洗い出す
    • アイデアの実行と修正

 

例えば会員制コミュニティサイトを立ち上げるというアイデアを思い付いたとします。

その構成要素は何から成り立つのかをまず考えます。

 

  • 初期投資はいくらかかるのか?
  • どうやってマネタイズするのか?
  • どこからお客さんを集めるのか?
  • サイトはどうやって作るのか?
  • デザインはどんなものにするのか?
  • どうやって販売するのか?
  • 社員は何人雇うか?
  • サイトの完成までにどれくらいかかるか?
  • お客さんの問い合わせにどう対応するのか?
  • etc..

 

プログラミングというのはビジネスを構成する要素の1つにすぎません。

自分でちょっと頑張ればできそうだと思えば、勉強してやってもいいし、

他のことに手いっぱいなら、誰か人に頼んで作ってもらえばいいわけです。

 

構成要素を書きだした後は、実行に移すだけです。

 

小難しい営業やライティングスキルももちろん大事ですが、ビジネス全体を体系的に取りまとめていく能力の方が重要度は高いです。

プログラミングスキルというのもいわば枝葉なわけです。

詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

 

会社は利益を出すために存在しています。

 

だからモノを売るスキル。

毎月の売上を安定させるスキル。

売上や経費の計算をするスキル。

ビジネス全体の流れを把握するスキルの方が大事なのです。

 

町中の商店にいる八百屋のおっちゃんだって持っている基本の基です。

 

 

 

まとめ

プログラミングは別に起業に必須ではありません。

もちろんできることはすごいことだし、役に立つスキルであることは確かです。

だけど代わりはいくらでもいます。

自分の目標を達成するためにホントに必要なことかどうか見極めることが大切というのが僕の持論です。

 

僕も以前のブログを立ち上げた際に、HTMLやCSSの入門書を買ってサイトをいじったりしていました。

今考えると、時間の無駄だったな・・・と思っています。

ワードプレスのブログを使っていたのですが、綺麗で使い勝手のいいテンプレートはたくさんあります。

有料のものでも1万円ちょっと払う程度です。

 

サイト作成のために本を買って10時間もうんうんうなってパソコンをカタカタするくらいなら、さっさとお金を払ってテンプレートを導入してしまうほうがお得だと思うのです。

そういうわけなので、作りたいソフトウェアを思いついたら積極艇にエンジニアにお願いするのがいいと思います。

勉強に時間を使う必要もないし、もっと他の有益なことができます。

プロに頼んだ方がお得です。

 

起業で成功するためにはむしろ、Webマーケティングやシステム化の勉強をするべきです。

パソコンにプログラミングを施すのがプログラマーの役目ならば、起業家はビジネス全体の仕組みをプログラムすることではないでしょうか?

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