起業家に向いている人の特徴にはどんなものがあるでしょう?
強いマインドやリーダーシップ。
セールススキルやマネジメントなど、素質を図る指標はいろいろあります。
経営コンサルタントの加藤翔太さんが運営している『次世代起業家・経営者アカデミー』では、【起業センス】というものの測定も行われています。
起業センス「30」ほどだと何をやっても失敗するけど、起業センス「60」を超えていれば大抵のビジネスは成功すると言われています。
(「起業センス」については後でもう少し詳しく書きます)
しかし僕の考える起業家に向いている人の特徴はもっとシンプル。
「やる気」です。
志ある人なら誰でも起業家になることができます。
「お金を稼ぎたい」
「世の中に貢献したい」
「脱サラして自由な生活を送りたい」
など何でも構いません。
起業はなにも、一部の天才だけができる特別なものではないのです。
努力次第で、誰もが社長・経営者になることは可能です。
人類みな起業家論
起業に特別な才能など必要ありません。
我々の住む日本から遥か東。
海を渡った国には起業家であふれかえっています。
アメリカです。
シリコンバレーの起業家たちのことではありません。
子供たちです。
小学校1年生くらいの。
アメリカでは子供がレモネードスタンドを開いて商売をするという光景は一般的です。
日本でいう、フリマやお祭りの屋台のような感じですね。
大人たちも暖かい目で見守る中、子供がレモネード作って売るわけです。
参考記事:アメリカの風物詩「子供のレモネードスタンド」とは?
もちろん稼げる金額は小遣い程度でしょう。
しかしやってることは立派な起業です。
スーパーでレモンを仕入れ、ジュースにして友達やご近所さんに売るというビジネスをしているわけです。
僕は当初、起業は一部の才能ある人のみできるのだとばかり思ってました。
確かに才能の良し悪しもあるでしょう。
商売の原理・原則は【集客→販売→提供】です。
何を売るにしてもコレです。
町中を見渡せば、商売をしている人はたくさんいます。
腰の曲がったおばあちゃんが商店街で駄菓子を売っていたり、ムスっとした顔のおっちゃんがお花屋さんを開いたりしています。
ユーチューバーは、動画を投稿して広告を掲載するというビジネスをしています。
彼らはまぎれもなく起業家です。
ビルはなくても、社員はいなくても、商売をしているということは起業家なのです。
サラリーマンも見方によっては起業家のようなものです。
面接会場に行って自分を売り込み、時間と労働力を会社に提供していますよね?
経営者と労働者の違い
お金というのは世の中に価値提供をすることで手に入ります。
(基本的には)
経営者と労働者では、提供しているものが異なります。
労働者は自分の時間を売り物にしているのに対し、経営者・社長と呼ばれる人はモノやサービスを売ります。
マクドナルドならハンバーガーやポテト。
ヤマダ電機なら家電やゲーム。
モノを提供しています。
林修で有名な東進ハイスクールは受験指導。
ディズニーランドはアトラクションというエンターテイメント。
サービスを提供しています。
お客さんがモノやサービスを買うと、経営者は儲かるわけです。
自社で働いている従業員への人件費…設備費…。
株主への配当などを差し引いた額が、自分の収入として入ってきます。
労働者は、自分の時間を1時間1,500円ほどで提供して経営者のビジネスを回します。
スポーツ選手とか芸能人とか医者とか、もっと稼いでいる人もいます。
が、一般的な会社員の多くはそのくらいですね。
(ボーナスとか除けば)
もし今現在サラリーマンで、起業家になりたい・・・。
つまりは経営者や社長になりたいと思うのであれば、時間以外の価値を世の中に提供する道を選びましょう。
起業家としてのポテンシャル高い人
「現状に満足してない。」
「今のままの状態は嫌だ。」
そういう人はポテンシャルが非常に高いと思います。
特に、「会社辞めたい」と思っている人はかなり期待値高いなぁと、個人的には思います。
ブログ冒頭に【起業センス】と書きましたが、センスの高い人には次のような症状が現れます。
- 周りの友人や家族と話が合わない
- 周りの友人や家族の行為がいちいち無駄に思える
- 就職やサラリーマン生活に魅力を感じられない
- 時間の無駄だと感じてしまう
またその他にも、
自分に将来訪れるであろう“死”について考えると不安になってしまう。
時々自分の”将来にものすごく不安”を感じてしまう。
など考えたりしませんか?
「人生を変えたい」と大それたことまでは思わなくても、現状のままを良しとしない気持ち。
変化を望む心。
前に進みたいという思い。
そういったマインドを持った人はポテンシャル高いと思います。
逆に低い人というのは、自分の殻に閉じこもったような人です。
「どうせ無理だよ」とか「オレはいいや」なんて人はムリです。
リスクなんて取りたくないし、何の変化も望まないと考えてる人には向かないと思います。
「起業センス」ってなに?
起業センスは受験でいう偏差値のようなものです。
個々人の起業家としての資質を数字で表したものです。
高ければ高いほど、起業家に向いているというわけです。
経営コンサルタントの加藤翔太さんが運営している『次世代起業家・経営者アカデミー』の中では、「起業センス診断テスト」というものが行われています。
起業センス診断テストは、「行動力」「リーダーシップ」「組織化力」「出世力」「メンタルヘルス」といった様々な観点から測定します。
テスト方法は、約90個の質問に直感でこたえていくだけという簡単なものです。
(所要時間はおよそ7分)
起業センスの平均値は「41」です。
起業安心ラインは「55」。
「60」を超えていれば、失敗することはまずないと言われています。
ちなみに僕が図った時は「54」でした。
「周りの人と話が噛み合わない」
「現状を変えたい」
という人は、一度起業センスを図ってみてはいかがでしょうか?
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ほそく
ちょっぴり哲学的な話になります。
僕は人間が生きる目的は
「少し良くして次の世代にバトンを渡すこと」
だと考えています。
知恵を付けた人類は、荒野でマンモスと追っかけっこするのを辞め、田畑を耕して生産を上げる社会に移行しました。
その数百年後には工業も発展させ、町や工場、機関車というものまで作ってしまいました。
狩猟社会→農耕社会→工業社会と発展してきたわけです。
そしていま我々が生きているのは情報社会です。
コンピュータやインターネットが発達し、AIやIoTという技術まで登場しています。
昔の人から見たらびっくりするくらい世の中は便利になりました。
ゲームもある。
カップ麺もある。
アイドルもいる。
スマホもある。
もちろん人類同士で殺し合いをしたり、公害汚染を引き起こしたりなんて愚かな面もあるけど、発展をとげてきたわけです。
どうして人間がこんなにも発展してこれたのかというと、現状のままを良しとしない姿勢にあったのだと思います。
「もっと便利にしてやりたい」
「もっと豊かになりたい」
そういう欲や想いがあるからこそ、発展を遂げられたのです。
「金稼ぎたい!もっと儲けたい!」
という気持ちも、立派な社会貢献になっていると思います。
お金は人に価値を提供するからもらえます。
販売者は商品でお客さんを豊かに。
お客さんはお金を払って販売者を豊かにします。
またビジネスをする過程で税金だって納めます。
金持ちはいっぱい納税します。
支払った税金は社会を循環してグルグル回ります。
学校で子供たちの使う机やイスになり、
ゴミで町が溢れないように収集業者に支払われ、
お年寄りや体の不自由な人が生活しやすくなるよう、町中のバリアフリーに使われ、
人々の生活の役に立ちます。
投資家と呼ばれる人たちは、会社に自分のお金を投資し、新たな価値提供の手伝いをします。
結果、新たなテクノロジーやサービスが出てきます。
少し現状を良くして次の世代にバトンを渡す。
この繰り返しです。
これからも豊かさは引き継がれていくでしょう。
「現状を良しとしない」人たちによって。
そして人類全員、「オレは別にいいや」と考えるようになると発展は止まります。
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