DRMとは個人でも大きなお金を稼ぐことを可能にする販売ノウハウです。
インターネットが普及して広まりました。
僕がDRMと初めて出会ったのは、高校1年生の秋頃。
当時、女の子にモテたく仕方なかった僕は、インターネットで「モテる方法」とか毎日検索していました。
モテるためには、服装だとか、アイコンタクトとか、会話の上達法とかいろいろな情報が書かれていました。
学校の勉強もほったらかして、夜遅くまで「ふむふむ」と調べたものです。
そんなある日。
とある広告を目にしたのです。
日本トップレベルの恋愛マスターが教える!狙った女を確実に惚れさせる方法公開中・・・
広告文末には、「200名様限定→残り82名」のようなことも書かれていました。
メルマガに登録したら、その方法を教えてくれるらしいのです。
AV雑誌の表紙に乗ってそうな雰囲気の怪しい広告だったのですが、僕はとてつもなく登録したい欲求に駆られました。
「何かの詐欺かもしれない。」
「でも、日本トップの恋愛テクニックなんてものすごく興味がある。」
「メールアドレスを登録するくらいなら、リスクなんてないはず。」
「いや、でもな・・・」
と、うじうじ考えているうちに気が付いたら登録ボタンを押していました。
当時は、それがDRMとはいざ知らず、ただ純粋に、自分のよこしまな欲望を叶えられるかもしれないとしか、考えていませんでした。
結果的に登録して良かったのですが、初めてのDRMは僕に感動をもたらしました。
登録直後、1日1通メールが送られてくるのですが、メール文中のURLクリックすると、恋愛のプロが女性とデートして口説く実録シーンなるものが見れて、高校生の僕を大興奮させました。
YouTubeでバカな動画を見るよりもずっと面白かったし、TVで見る芸能人たちよりも遥かに口のうまい恋愛マスターが女性をデートで口説いていく姿は衝撃の一言に尽きます。
別にエッチなものではありませんが、隠れ見る大人の世界観というものを始めて目にしたのです。
(その恋愛マスターの方は有名なインフォプレナーの1人)
DRMとは簡単に言うと、ネットでお客さんの名前や連絡先(メールアドレスなど)を集めて、メールを何通か送って信頼関係を築いたあと、商品をオファーして儲けるという販売ノウハウです。
僕が登録した恋愛のメルマガはまさしくDRMだったのです。
登録後、何通かのメールが送られてきた後、「恋愛のプロが教える門外不出のノウハウ1万円!」とかいって、商品のオファーをされました。
当時高校生の僕は、結局お金がなくて買えなかったのですが、財布のひもはゆるゆるでした。
1万円持ってさえいれば、払っていたと思います。
DRMという販売手法を用いることによって、恋愛教材のみならず、ビジネスの教材でも、化粧品でも、ゴルフのDVDでも、ITのソフトウェアでも、何でも販売することが可能なのです。
1個1万円の商品が1000個売れたらどうでしょう?
1,000万円の売り上げが立ちます。
1回50万円のダイエットのコンサルティングサービスが20件成約したらどうでしょう?
1,000万円の売り上げが立ちます。
1,000万円の売り上げを毎月のように立てることができたらどうでしょう?
年商1億円です。
しかも、情報商材やコンサルティングなら原価はかからないから、ほぼ利益。
個人単位でも稼ぐことができてしまいます。
現実にサラリーマンがビックリするくらいのお金をDRMで稼いでいる人はいます。
僕たちは、こういう時代に生きているのです。
DRMとは何?
ダイレクトレスポンスマーケティングの略です。
ざっくり分けると、DRMは3段階で成り立ちます。
①集客 ②教育 ③販売
集客で見込み客を集めて、1人1人の連絡先や名前を収集します。
顧客名簿を作った後に、メールや郵便を送って、商品をセールスするという流れです。
教育とはどういうことかというと、お客さんとの信頼関係の構築や商品や販売者の説明などですね。
異様な表現なのですが、お客さんに自社や商品の良さを伝えることを「教育する」といいます。
教育がきちんと行き届けば、商品が売れやすくなります。
対面販売なども教育の一例です。
リクルートスーツに身を包んだお兄さんが、お客さんと机を1つ挟んで、雑談などをはさみながら商品の説明をしてお客さんに販売をします。
ネットを使ったDRMの場合は、1人で何百人・・・何千人というお客さんを相手にするので、対面ではなくメールを使うのが一般的です。
十分な教育が行き届いた段階で、「これ発売しましたー!」というと、売れるわけです。
商品を販売したあとは、アフターフォローやサポートをして、お客さんの満足度を高めて終了です。
DRMの歴史としては100年ほど。
1920年代にアメリカで始まりました。
当時はネットやメールが発達していなかったので、新聞広告でお客さんのリスト(顧客名簿)を集め、郵便や電話で営業をしていたそうです。
最近ではネットが主流ですが。
日本でこの方法を実践した有名人は神田正則さんが挙げられます。
1998年、バブル崩壊後の不況に苦しむ中小企業に対して、DRMを経営難打破の切り札として用いました。
2000年頃には2万人の経営者をクライアントに抱え、「彼のアドバイス通りにすれば、ビジネスは成功する!」と言われました。
作家としても成功されており、「非常識な成功法則」や「60分間・企業ダントツ化プロジェクト 」など書いていて、1998年から累計200万部以上出版されています。
書店に行けば、神田さんの本がたくさん並んでいると思うので、ぜひ一度探してみてください。
ネットが発達する前だったらTVで数百万人の視聴者に「コアラのマーチ店頭で販売中!いらっしゃい!」とかいって、不特定多数に広告を垂れ流しておけば、商品は売れていました。
例えるなら大きな網で魚を採っているようなやり方です。
一方のDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)とは、例えるなら1本釣りです。
ネット上からお客さん1人1人の名前を集め、広告やWebサイトで情報発信し、より細かいニーズに対応して商品を売る方法なのです。
コアラのマーチBIGサイズが欲しいというお客さんもいれば、コアラのマーチイチゴ味が食べたいお客さんなど、欲しいものが違います。
今の時代、モノやサービスは多様化され、お客さんの欲しいものは細分化しています。
それに柔軟に対応できるのが、DRMというわけなのです。
DRMでウォンツを掘り起こす
これからの時代、個人でビジネスを始めようと思えば、DRMは絶対に利用するべきです。
経営コンサルタントの加藤翔太さんも言っていることですが、戦後の高度経済成長期の日本はニーズの時代でした。
戦争で町は焼き払われ、そこには、お店も食べ物もありません。
モノがないのです。
モノが何もないところに、ニーズは発生します。
水を売りたければ砂漠に行けみたいな格言がありますよね。
戦後の日本というのは、食べ物もなければ、ジュースもない。
それを売っているお店もない。
ビルも家もなければ、TVも自動車もありません。
だからニーズがガラ空きのところに、モノを作って売ればバカみたいに売れたのです。
ところが、高度経済成長期のバブルがはじけた現在はどうでしょう?
周りを見渡せばモノはあります。
マクドナルドもスーパーもコンビニもあります。
ジュースが飲みたいと思えば、そこら中で売ってます。
都会に行けば高層ビルが立ち並び、みんな自分の家に住んでいます。
電気もガスも通っています。
TVや車もあります。
こういう状態になると、ニーズは満たされているので、モノを作っても売れません。
日本が「不況だ」と言われるのはそういった理由からです。
しかしこの不景気の時代にも、お金を稼いでいる人はいます。
そういう人たちはどうやって人々にモノを売っているのかというと、ウォンツ(欲しい)を刺激しているからです。
例えば服だと、「パーティで男性の目が釘付けになるモテるドレス」というと、モテたい女性のウォンツを引き起こします。
受験なら「半年で早慶に合格する方法」。
スポーツなら「3か月のトレーニングで確実に100m走11秒台が出る方法」。
すべてウォンツです。
必要ではないけど欲しいと思う気持ちを起こさせると、不況の時代にもモノが売れるようになるのです。
お客さんの連絡先と名前を取っておけば、メール1通で営業ができます。
1人1人の声を拾うことで、相手に合った発信ができ、欲しい商品を提案できます。
販売者との距離が近くなったわけです。
DRMはお客さんのウォンツを発生させることに強力な効果を発揮します。
例えば、「スポーツ選手を集めて体感トレーニングの教材を販売する。」
「スペイン語を勉強したい人を集めて言語学の講座を販売する。」
みたいなことができます。
僕の場合、モテたいというウォンツから恋愛の教材を買いたいと思ったわけです。
(お金なくて買えませんでしたが。)
講座を売るということは、原価ゼロです。
大きな資本金を必要とすることなくビジネスができるので、個人でも億単位と言った大きな金額を稼ぐことができます。
しかも、メール1通で1万人のお客さんにセールスをかけることができ、良いサービスを提供すればリピーターになってくれたりもします。
DRMやってる有名な人は?
出典:次世代起業家育成セミナー
僕にDRMを始めて教えてくれたのは、経営コンサルタントの加藤翔太さんです。
加藤さんが販売しているの次世代起業家育成セミナーというものを見て、初めて知りました。
ネットで大きな金額を個人で稼いでいる人は、みんなこの方法を使っています。
アフィリエイトでも物販でも講座の販売でもこれほど高い単価と成約率を実現させる方法はありません。
そして最近知ったことなのですが、加藤さんはこのDRMを用いた情報発信ビジネスで日本トップの実績を持っています。
一般の情報発信者の場合、平均単価3万円、購入率5%、メールアドレス1件当たり売上高0.15万円ほど。
情報発信上級者で、平均単価5万円、購入率10%、メールアドレス1件当たりの売り上げ単価0.50万円ほど。
一方の加藤さんは、平均単価100万円 購入率16.6% メールアドレス1件当たり売上高16.60万円という数値をマークしています。
怪物です。
これを上回る人がいるかどうか統計を取ったことはありませんが、まぎれもなく日本トップクラスのDRMの実績を持つ人であることは間違いありません。
普通、商品の単価を上げると成約率が下がるのは当たり前です。
ところが加藤さんの場合、バカみたいに高い単価の商品であるのに、成約率が以上に高いということです。
この数字だけ見ると、単にセールスがうまい儲けたいだけの、怪しい人なのではないかと思うかもしれません。
しかし、先ほどにも書いた通り、DRMはお客さんとの信頼関係を築くことによって成り立ちます。
確かに、セールステクニックだけで、中身のない高額な商品を売っている人もいます。
それでも加藤さんがこれほど異次元の数字を出している根本の理由は、お客さんにビジネスで成功してほしいと思っているからです。
加藤さんはDRMでビジネスのスクールを売っているのですが、本気で読者やクライアントのビジネスを成功させるという情熱のもとに情報発信をされている方なので、多くの人に指示されているのです。
ぜひ一度、加藤さんのセミナーを見ていただければ、その並々ならぬ熱意がわかると思います。
人に教えるスキルも桁外れにうまいです。
まとめ
- DRMでビジネスをすれば、個人でも大きな金額を稼ぐことが可能
- 億規模のお金を稼ぐこともできる
- 見込み客の「反応」をさせるマーケティング
- 商品へのウォンツ(価値・必要性)を認識させることができる
- 反応を得ることで相手に合った発信ができる
- 相手のほしい商品を提案できる
- 双方向の情報発信コミュニケーション
- 高額な商品を高い成約率で売ることができる
現代のニーズが満たされた世の中でビジネスをしようと思えば、お客さんのウォンツを引き起こすことがビジネス成功のカギになります。
ということで今回は、この辺で終わりたいと思います。
コメントを残す