起業に必要な3つの最重要スキル

起業にはどんなスキルが必要なのか?

 

プログラミング?

リーダーシップ?

営業力?

ポジティブシンキング?

ロジカルシンキング?

 

 

もうワケがわからん!

 

確かにビジネス書なんか読んでいると、めんどくさそうなスキルがいっぱい書かれています。

しかしそれらの多くは、起業するのに必須のスキルではありません。

 

会社は利益を出すために存在しています。

ということは、起業に必要なスキルをものすごくシンプルに書くと3つ。

起業に必要な3つのスキル

①:マーケティングスキル(売るための作戦)

②:システム化スキル(結果の保証)

③:小学生レベルの算数

この3つが最重要スキルです。

 

 

たとえどんなに語学に堪能で営業トークが抜群にでき、熱い想いを持っていたとしても、この2つのスキル無くして起業・経営はできません。

ブログ、飲食店、ネットショップ、仕業、不動産・・・。

なんでもそうです。

 

日本一のラーメン職人がラーメン屋を経営しても、

日本一のピアニストがピアノ教室を経営しても、

マーケティングとシステム化のスキルがなくしては必ず失敗します。

 

起業成功のために何よりも大事なのは、利益を出し続けることです。

そのために今回は3つのスキルについて書いてみました。

 

マーケティングとは?

マーケティングとは、商品やサービスを世の中に広めるための市場活動のことです。

詳しくは別途記事を書いていますので、こちらをご覧ください。

 

売るための作戦のようなものです。

 

「そこのお前!今からこの壺を売ってこい!」

と言われたらどうしますか?

 

「ハイ!わかりました!」と、街に出て道行く人に「壺買いませんか?」と聞くのは凡人。

いきなり知らない人から物なんて買いません。

無視されるのは当たり前だし、「変なものを売りつけられまい」と防衛本能を働かせてしまいます。

お客さんは財布のひもを固く縛ることでしょう。

 

 

マーケティングのできる人は、売るための作戦をきちんと練ります。

壺を売るためのお店を構え、買いたがっている見込みを客を集め、お客さんにふさわしい値段で提供することを考えます。

 

安くてもいいから花を生けるためのツボを欲しがっているお客さんを狙うのであれば、花屋のレジ横で営業した方が売れ安くなります。

高い壺をコレクションしている人をターゲットにするのであれば、100万円支払うだけの価値をアピールして納得してもらう必要があります。

 

極論を言えば、縄文時代の土器なんて土の塊にすぎません。

1,000円で売っても、1,000万円で売っても機能性は変わりません。

詐欺行為を肯定するわけではありませんが、商売はお客さんが値段に納得することで成立します。

ただの100円のマグカップだって、トム・クルーズがサインをすれば100万円払ってでも買いたい人はいるのですから。

高い値段を払ってもらうだけの付加価値を付けることで、ビジネスにすることができます。

 

 

 

誰に?

どんな商品を?

どうやって売るのか?

どのくらい売ればいいの?

 

 

商品販売までの作戦を立てることがマーケティングです。

 

 

壺の原価が300円であるならば、それを上回る値段で売る必要がありますね。

 

会社の至上命題である利益を出すためには何個の商品を売ればいいのか?

いくらの売り上げを発生させればいいのか?

 

目標数値を達成するためにもマーケティングというものを、しっかり立てる必要があります。

 

そしてもしマーケティングがなければ、どんなに優れた製品やサービスであっても日の目を浴びることはありません。

あなたの使っているスマホだって、これだけ世の中に浸透することはなかったでしょう。

 

システム化とは?

機械やITソフトウェアを思い浮かべるかもしれません。

システムとは正しくいうと、

「1つ1つ要素が組み合わさって、全体として機能するまとまりや仕組み」

のことです。

 

コンピュータではありません。

 

身近なシステムの例を挙げるとマクドナルドとかそうです。

安くておいしいハンバーガーやフライドポテトを提供するためのシステムです。

 

図にするとこんな感じです。

(フリーハンドなんでちょっと汚いですがw)

 

左から右に流れていきます。

「いらっしゃいませ。」

「店内ですか?お持ち帰りですか?」

「ご一緒にポテトはいかがですか?」

「ありがとうございました。」

など、一連の流れをマニュアル化して従業員に渡すことで、効率的な販売の流れを実現できます。

 

 

あとはお店ごとに毎月の目標売上を達成し続けさえすればいいわけです。

 

小学生レベルの算数

仮にお客さん1人当たりの平均客単価500円

お店の毎月の売り上げ目標が1200万円だとします。

 

毎月1200万円の売り上げを達成するためには、1日あたり800人

1ヵ月あたり2万4千人のお客さんに来店してもらう必要があります。

 

つまり、毎月2万4千回この販売の図の流れを繰り返せば、経営できるわけです。

↓↓↓↓↓↓

 

まとめ

「起業にプログラミングは必要ですか?」と聞かれたことがあるのですが、別に必要ではありません。

プログラミングはできた方が有利かもしれないけど、本質はそこじゃないです。

 

プログラミングで作られた製品を売って利益が出せるかどうか?

毎月決まった利益を出し続けられるか?

これが大事になってくるのです。

 

 

 

商品を売って利益を出し続けること。

目標数値を達成し続けること。

 

そのために必要なスキルがマーケティングシステム化算数なのです。

 

リーダーシップとかロジカルシンキングというものは、この2つのポイントを達成するためのパーツにすぎません。

もちろん細かい能力は、参入するビジネスによって異なります。

自分に足りないものは、勉強して身に着けるなり、人を雇ってやらせればいいだけの話です。

 

レイ・クロックは自分で料理はしません。

しかし従業員がポテトを揚げて、肉をパンで挟んでくれるので問題ありません。

 

スティーブ・ジョブズは自分でiphoneを組み立てていません。

技術的なことはエンジニアに任せ、制作も工場で行われています。

問題ありませんね。

 

経営者のやるべきことは、利益の出るような仕組みを作ることなのです。

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