アットホームな職場に隠された真実

アットホームな職場です。

素敵な仲間たちと一緒に楽しい思い出作りませんか?時給900円!

 

この募集公募を見て、「あ、いいな!」

と僕は思いました。

いや、思わせられました。

 

あ、いや、20歳前半に見える水原希子似のぴちぴちお姉さんが

「わたしたちと一緒に働きませんか?ご応募お待ちしてま~す❤︎」

という募集映像を見てだったかな?

 

【学校終わりに3時間~OK。シフト相談に乗ります。】

こう書かれていたら、やってみてもいいかな・・・と思うもの。

 

とにかくアットホームな職場というキャッチコピーに乗せられて、とあるファミレスで働くことにしたのです。

 

 

ところがこれが大誤算!

ファミレスのバイトは楽しいどころか超ハードです。

 

鬼の形相をした身長180cmくらいある店長。

水原希子似のお姉さんはどこにもおらず、代わりに金正恩を女にしたような感じのおばちゃん2人。

僕と同じように釣り餌にかかったと思われる20歳の大学生数名。

かわいい子は皆無。

 

お客さんは毎日ドカドカと入店してきては、容赦なく注文をします。

とっても忙しいファミレスワークです。

 

「A5番テーブルのお客様ハンバーグセットお待ちや!早よせえ!」

「コレとアレやっといて!」

(3分後)

「追加でコレとアレとソレとコレとコレとコレも!ところで今日1時間残業できる?」

 

 

土日の忙しいときはみんなイライラするし、言葉遣いも乱雑になります。

オーブンや食洗機もフルで回して汗はダクダク。

互いが互いを急かし合う戦場と化します。

 

田舎から出てきた僕にとって時給900円越えはたいそう大きな数字でしたが、何のことはありません。

仕事内容の割に安いことにすぐ気づきました。

 

アットホームな職場の裏に隠された意味・・・

それは人材獲得のための釣り文句だということです。

 

エサには釣り針が付いているもの

なんで人間がわざわざ魚の好物であるミミズをチャポンッと海の中に落とすのかというと、釣り上げるためですよね?

エサだけ付いているわけもなく、当然引っ張り上げるための針と糸のセットです。

 

僕も社会経験がそれほど豊富にあるわけでもありません。

しかし自分なりに観察して分かったことは、人気のない企業ほど事実と異なったアピールをするということです。

 

人手不足で困っている。

猫の手も借りたい状況だ。

バイト雇いたい!

バイトしたい人を自社に惹きつける魅力的なポイントが無い・・・。

 

「よし、”アットホームな職場”と銘を打とう。」

こういうわけです。

 

人気の仕事は放っておいても、働きたい人がいるから下手な釣り文句をつける必要もありません。

 

例えばスタバとコンビニバイト。

スタバは大学生のアルバイトとしても人気は高いです。

 

普段見るコンビニ店員たちの覇気のない顔。

たまに見るスタバ店員たちの生き生きとした顔。

 

どちらで働きたいかといったら当然後者を選ぶわけですね。笑

ファミレスなんかもあまり人気がないため、普通に募集しても応募は来ない。

だから魚を釣るルアーを魅力的にしなければ…。

 

 

アットホームな職場という職場にブラックが多い理由はこういうことです。

僕の場合は、水原希子似のお姉さんの誘惑もありましたが笑

(おそらく実際に働いてるわけでは無く、募集のために雇われたのでしょう)

 

業界の平均より明らかに高い給料に設定されていたり、「未経験者でも歓迎」みたいな文句もそうです。

いざ働いてみると、仕事めちゃくちゃ忙しかったり、ブラック企業に認定されるような場所はかなり多い印象ですね。

 

中学時代の僕の先輩も同じような目にあっています。

ITエンジニアとして神戸のとあるベンチャーに就職したのですが、募集要項にはこう書かれています。

わけあいあいとしたアットホームな職場

 

一緒に働く上司や同僚との関係はよかったらしいのですが、とにかく拘束時間が長かったみたいです。

ちょっとずつ毎月の残業時間は増えていき、気付いた時には80時間超え…。

昼休憩のときにコンビニ行くくらいしかオフィスの外に出ることも無いと言っていました。

(これぞ職場のアットホーム化)

 

人材獲得のために魅力的なキャッチコピーを作ることはいいことだと思うのですが、書いてあることと実態に大きなズレがあることは大きな問題点だと思います。

 

ブログはアットホーム

僕の思うもっともアットホームな仕事はブログです。

 

ネットの回線とパソコン1台。

月々1,000円くらいサーバー代を払えば家は職場になります。

残業時間も人手不足もありません。

仕事の内容は全部自分でコントロールできます。

家でお気に入りの音楽でも聴きながら仕事しても怒られることはないし、お客さんに急かされることもありません。

 

アットホームどころか、ネットに繋がるデバイス1つあれば世界中どこでも仕事場です。

 

 

僕自身はまだ副業レベルの底辺ブロガーなのですが、稼ぐ人はホントに稼いでいます。

 

FX関連でブログ書いてる人もいれば、ペット関連のブログを書いている人。

子育てワーママのブログに、地方移住のブログ。

会社クビになったからブログ書いて生活してる・・・なんて人もいます。

 

資格とか学歴とか関係なく始めることができ、自分の趣味や特技が読者の役に立つわけです。

 

 

彼らはどうやってブログでお金を稼いでいるのかというと、主にアフィリエイトや広告掲載です。

 

ネット上に自分のブログ記事を公開しておけば、GoogleやSNSなんかから勝手にアクセスが集まってきます。

読者はあなたのブログを読んで「ふむふむ」といい、広告をクリックしてくれれば儲かる仕組みです。

あるいは「この商品オススメだよ!」とブログで紹介して読者が買うと、あなたにアフィリエイト報酬(紹介料)が入るというわけです。

TVでジャパネットたかたのブログ版みたいなことをやって、ダイエットの酵素ドリンクやITソフトを紹介してる人もいますね。

 

ブログでパコパコと商品が売れ出すと、さぞ生活も楽しいことでしょう。

会社の仕事中にスマホでブログの売上を確認すると「本日の確定報酬額は2万円です」とか表示されるのですから。

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