起業の失敗率は94%と言われています。
数字を見る限りでは、脱サラ独立というのがなんとも無理ゲ―なことに見えてなりません。
もし僕が何の知識も持たずに起業してを夢見る会社員であった場合、恐怖でワナワナと震えているることだと思います。
いったい、何が原因で多くの人は脱サラ企業に失敗しているのでしょうか?
借金で首が回らなくなった・・・。
お客さんがお店に1人も来ない・・・。
商品はいいのに全然売れない・・・。
失敗する要因は様々。
しかし失敗する人にはみんな、とある共通点があったのです。
僕がビジネスについて学んでいる【次世代起業家・経営者育成アカデミー】というのがあるのですが、そこで学んだ起業に失敗する原因ともとに記事を書いてみました。
負けるやつの3つの共通点
「脱サラの成功を決めるのは情報(知識)にあった!?」という記事でも触れていますが、たくさんの歴史の本を読んできた林修いわく、負けるやつには3つの共通点があるのだそうです。
起業に失敗すること=負けとするのであれば、
- スタートアップに大きし資金を借りた結果借金だけが残った
- 流行りのビジネスに手を出した結果すぐに儲からなくなった
- 物販ビジネスを始めたけど、商品が売れずに在庫の山が積みあがった
- 雇う人のにどんどん辞められるorトラブルを起こされる
- 税金の申告漏れがあって役書に変な請求をされてしまった
- サービスはいいのにお客さんにまったく制約しない
- サイトを作ったけどお客さんが0
- 何をすれば儲かるのか分からない
- モチベーションが続かない
- 自信満々で起業したけどうまくいかない
などなどいろんな要因があります。
これらを集約すると、林修の言う「負けるやつの3つの共通点」にピタリと一致しているのです。
その3つというのがこれです。
①:情報不足
②:慢心
③:思い込み
勝つことにラッキーはあっても、負けには必然的な理由があります。
起業とは言ってみれば勝負事です。
負ける要因をすべて叩き潰した状態で臨めば勝てるはずです。
①:情報不足
戦争において情報不足は命取りです。
「あの山陰に3千の騎馬隊が潜んでいる・・・!」
この情報1つで命びろいする兵がどれほどいるでしょう?
知っていれば、負け戦をすることはありません。
いったん退却して作戦を練り直すこともできます。
後ろに回り込んで奇襲をかけることもできます。
3千の石火矢集を揃えて戦いに挑むこともできます。
知らずに戦に臨めば、壊滅的な打撃を受けます。
孫氏の兵法にだって、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」とあります。
これはビジネスの世界にも当てはまるはずです。
情報を持っているかどうかで、成功と失敗の明暗は分かれます。
飲食店経営をしようと思えば、たくさんの資金が必要となります。
成功している店はどんな工夫をしているのか?
失敗する店の多くはどこに問題があったのか?
自分の店に足りない部分は何か?
特に飲食店の多くは、開業資金1,000万円とは別に運転資金も計算して準備しておく必要があります。
オープン1年目から十分な売り上げが立てることはけっこう難しいです。
お店の売り上げから、人件費やガス台・水道代などの光熱費といった運転資金を無理やり払おうとするから、潰れてしまうのです。
もしも実店舗を持った起業にこだわらず、 低資金・無雇用・無店舗で起業する方法を知っていれば失敗の確立もずいぶんと減るはずです。
そんな夢みたいなビジネスがあるのかというと、例えばブログを使ったアフィリエイトなんかそうです。
記事は自分で書けば従業員不要。(無雇用)
オフィスも自宅で大丈夫。(無店舗)
かかるお金といえば、サーバー代やドメイン代に数千円ほど。(低資金)
驚くほど少ないリスクで始められます。
これも楽ではありませんが、ブログで起業して月収100万円稼いでいる人はけっこういます。
②:慢心
受験や就職。
会社内での出世競争。
スポーツなどでの功績。
「この俺にできないことはない・・・!」
「ま、楽勝でしょうw」
こういった考え方を持っている人は少し危険度が高いです。
と言いますのも、これまでの人生で勝ち続けてきたタイプの人間は自信過剰になって足元をすくわれてしまうリスクがあるのです。
例えばビジネスのメンターを持ってたとしても、
「こんな奴のアドバイスに従ってたまるか!」
と言って、自分勝手は判断で事業を進めてしまうタイプの人。
すでにビジネスの知識が豊富で、成功事例もたくさん持っているような人なら問題はないでしょう。
しかし初めての起業でいきなりうまくいくのはなかなか難しいです。
独立して会社を操縦するのと、一会社の社員として仕事をするのは大きな違いがあります。
会社員は自分の担当する仕事というのがきっちり分けられていますよね?
顧客対応をする人。
商品の開発をする人。
新規仕入れルートを開拓する人。
外回り営業をする人。
ITのシステムを管理する人。
部門の管理をする人。
雇われて働いているうちは、自分の担当箇所だけをきっちりこなせば会社は回ります。
ところがあなたが自分で0から会社を立ち上げるとなると話は別です。
商品開発や販売戦略。
集客や販売。
納税も含めた全体のお金の流れなどなど。
全部自分でイチから作るということです。
当然、失敗すればリスクはすべて帰ってきます。
これまでの人生の成功体験が、目標達成のパワーになったり、自分の自信になるのはいいことです。
しかし過去の成功体験が仇となって、起業の邪魔になってしまっては非常にもったいないです。
③:思い込み
百戦錬磨のプロの言う「大丈夫!できる!」と
ビギナー(初心者)の言う「大丈夫!できる!」には大きな違いがあります。
情報不足や慢心にも通じるところですが、自分の頭で勝手な思い込み判断をすると失敗します。
コンパスも狂わす富士の樹海に飛び込んで
「こっちに行くと出口な気がする!うおぉぉぉぉぉぉ!!!」
と突き進んではどうなるか?
山から出るどころか、どんどん奥地の方へ迷い込んでしまい遭難します。
変な病気を拾うかもしれません。
熊に襲われるかもしれません。
もしくは、人肉を食らって生きる山姥(やまんば)に出くわすかもしれません。
出口付近にいればまだ救助隊が見つけてくれる可能性もありますが、
奥に行くほど発見は困難になります。
「なんかこのビジネスはは儲かるらしい」
そう思うのはいいことです。
このやり方なら絶対うまくいくはずだとか、この銘柄の株を買えば確実に儲かるという思い込みに身を任せて行動をすることは辞めましょう。
ギャンブルではないので。
起業に限らず、頭の中の企てを成功させる人というのは物事を多角的に捉えるのが上手です。
判断基準も明確かつ論理的だし、「えいや!」で運任せな行動をしません。
市場が儲かるかどうか?
ビジネスモデルの弱点はどこか?
実際に成功している人はいるのか?
もしうまくいかなかった場合のリスクヘッジはできるか?
など、1つ1つ見極めて確実な成功をたぐり寄せようとします。
起業の成功or失敗は5分で分かる!?
”情報”をしっかり取り入れる。
これが大事です。
経営コンサルタントの加藤将太さんは、これまでに1億円規模のビジネスをいくつも作ってこられた経営のプロです。
古本の流通事業をやって年商2.6億円。
メルマガで情報発信をやって5.4億円の売り上げを立てる。
現在もITのシステム会社など経営されており、最大で40人以上の社員を雇っていた実績の持ち主です。
最近ではビジネスのコンサルや起業・副業のオンラインスクールにに力を入れており、いろんな人のビジネスモデルの話を聞くそうです。
で、加藤さんいわく
そのビジネスが成功するか失敗するかは5分で分かる
と言います。
なぜなら頭の中に情報(知識)が入っているからです。
ポワーンとした不確かなモノではなく、ビジネスが成功するための輝くルートが見えるということです。。
知識や経験といった膨大な情報を持つことで、慢心することもなく、勝手な思い込みをすることもなく、成功するためにやるべきことが鮮明に見えるというわけです。
集客から販売までの仕組みの構築。
赤字を出さないための経営戦略。
1年以内に売り上げ1億円を達成するマーケティング手法。
リピート率90%以上のお店の作り方。
10人応募者を並べて一番いい人を雇う採用戦略。
こういう生々しい起業のことを知っています。
彼の教えている生徒の成長っぷりもハンパではありません。
(加藤さんが運営するオンラインスクールの生徒たちの実績)
起業の失敗率が96%という恐ろしい数字。
この理由の1つとして、学校教育で起業のことをまともに教えてくれる機会が無いことが挙げられます。
もともと経営者の過程で育っていたとか、就職した先の会社で会社の管理・運営を任されているような人でないと、起業・経営のやり方について触れるなんてことはありません。
大学のMBAでさえ、時代変化に合ったビジネスのやり方というのは教えてくれないのです。
大企業を運営する知識については教えてくれますが、Webを活用した中小企業向けビジネスのやり方は教えてくれません。
こういった状況を危惧したことから、加藤さんは起業のオンラインスクールを運営しているということです。
脱サラや副業など、実行に移すことは素晴らしいことだと思います。
多くの人は気が引けてしまってやろうとすらしません。
しかし闇雲に動くのは危険です。
失敗のリスクを高めてしまいます。
だからまずは、自分の脳に情報を入れることからスタートするべきです。
しっかりと学ぶことが、あなたの脱サラの成功をより確かなものとします。
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