就職は安定とは言えません。
確かに会社勤めをしていると、毎月決まった金額のお給料が貰えるという”安定感”はあります。
自分で会社経営や副業をすると、毎月の収入に波は付きものです。
しかし就職に安定感はあっても、安全・安心かと言われると疑問です。
だって解雇されたら収入無くなりますよね?
国の経済状況が一昔前と変わっている中、高度経済成長期と同じままの働き方をしていてと危ないです。
どこかでガタができます。
IT業界の大手であるシャープや東芝だって、1万人規模のリストラ。
メガバンクみずほ銀行も2026年までに人員を2万人近く削減すると公表しています。
僕は別に、就職が悪い選択肢だとは思っていません。
そこでこそ積める経験や人間関係だってあります。
不況とはいっても、業界や会社ごと差はあるでしょう。
だとしてもサラリーマンがリスクゼロというのは大きな間違いです。
リストラにでもあえば精神的につらいし、再就職は容易ではありません。
多くの企業は業績不振にあえいでいます。
コスト削減のため、お給料が高いだけの社員は切られてしまいます。
人件費の安い海外移転…といった方向に舵を切ることだってあります。
こういう時代には、組織に依存しなくても食っていけるよう、稼ぐ力を身に着けることは必須です。
ダーウィンの進化論ではありませんが、時代の流れに合った働き方をしていけるよう、自分自身をアップデートしていかなければなりません。
人生のリスクを会社任せ、他人任せ…。
これではダメです。
自分の人生くらい、自分でコントロールできるようにならねば。
最も強い者が生き残るのではなく
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。
チャールズ・ダーウィン イギリスの自然科学者
サラリーマンが勝ち組だった時代
戦後の高度経済成長期はサラリーマンが安泰でした。
どこもかしこも人手不足で、景気がいいから会社は社員にお給料をたくさん払えます。
臨時ボーナスだってたくさん出ます。
バブルの時は会社持ちでタクシー乗り放題。
飲み会も好きなだけ飲んでよし!
「田中君、仕事終わったら、キレイなお姉ちゃんのいる店に連れて行ってやるぞ!」
と上司が笑顔で奢ってくれます。
今上司と飲みに行っても、お会計の時はちょっと怖い顔になりますよね…?
「田中君、3,000円出してくれる?」
国の経済が成長期の時は、会社の業績もうなぎ上りなのでサラリーマンは勝ち組だったわけです。
今より安定感もありました。
好景気のときは、終身雇用・年功序列でも良かったのです。
ところが今はどうか?
経済は成熟期に入り、当時のように景気はよくありません。
大手企業も業績が良くないので、コスト削減のためにリストラしないとやっていけない状態です。
人を雇えば雇うほど儲かった昔とは違うのです。
公務員は安泰か?
安定はしていると思います。
が、安泰という面から見ると微妙に感じます。
給与やボーナスは必ずもらえ、リストラの可能性も低い。
民間の会社に比べると離職率が低いというのも大きなアドバンテージ。
退職金もしっかり出ます。
では安泰ではない理由は何なのかというと、時代の変化です。
国や地方自治体のお財布事情。
あとテクノロジーの発展などですね。
単純労働はITツールに取って代わられていきます。
国の制度や許認可の仕組みを作るような、上の役人はまだ仕事もあるでしょう。
しかしそれを運用する、下の人の仕事はどんどん減ります。
国が予算オーバーな政治をするから、借金はどんどん積み重なっているのです。
遅かれ早かれコスト削減にメスは入れられるでしょう。
人件費も例外にはなりません。
Excel表に数字を打ち込むような単純業務はツールで自動化したほうが早いし、ミスもなくなります。
「君の仕事は明日からロボットがやるから、もう来なくていいよ」
・・・とはならないでしょうが、求人はどんどん少なくなります。
給与カットはあり得る話です。
人間のポジションはAIに奪われていきます。
また金銭的に安定はしても、精神的な安定という面はどうでしょう?
「AI導入反対!」と叫んでも、上が方針を決めれば、どうしようもありません。
しょせんは国に雇われている身なので。
自分のやりたい仕事、働きたい部署も運によって決まります。
決定権は上の人にあるので。
公務員なら数年に一度、配置換えがありますよね?
居心地のよかった職場でも、移動が決まるとお別れです。
仕事は気楽でも、嫌な人間関係に当たるとストレスまみれ。
組織の論理に振り回されることになります。
また単純作業が苦手な人間にとっては、仕事内容に魅力を感じられません。
僕のように自由や刺激を求める人にはイマイチでしょう。
・・・といった理由から、「公務員は安泰!」とはちょっと言えません。
収入の安定した状態とは?
収入の柱が複数ある状態———。
これこそ僕の求める安定した状態です。
まず一般的な会社員の場合、収入減は1つしかありません。
会社の業績次第では給料減少もあり得るわけです。
今の20~30代は、親の世代と比べるともらえる額も大したことありません。
そしてクビになったとたんにゼロ。
一方の収入の柱が複数あるような状態のだと、1つダメになっても他で稼ぐことができます。
契約社員として毎月25万円の収入
副業のブログで毎月40万円の収入
隙間時間にやるデザインで毎月6万円の収入
みたいな働き方です。
1つの仕事に依存していると、その会社の中では食べていけるでしょう。
けれど外に出たとたん、無力になってしまうというケースが多くみられます。
もちろん会社員で身に着けたスキルをもとに独立できたらいいですが、なかなかそういうわけにもいきません。。。
自分で自分の仕事を作り、お金を生み出すスキルを身に着ける必要があるわけです。
精神面の安定
やりたいことに取り組めるというのも大事です。
他人に人生のコントローラーを握られてしまうと、やりたくもない仕事をやらされることになります。
仕事内容、人間関係、ライフスタイル…。
本当は今の仕事嫌だけど、職を失いたくない。
居場所も欲しい。
だから会社に依存せざるを得ない。
でも逆に、自分で稼ぐ力を十分に持っていたらどうでしょう?
人に頼らずとも、豊かに生活していくだけのお金を稼ぐことができれば、問題は一気に解決します。
ストレスを抱え、我慢することはないのです。
いたくもない場所にいる必要も無くなります。
仕事を自由に選び、好きなこと、やりたいことをできます。
ちょっとおかしい日本の教育
日本はいま、古い教育システムのまま時代の流れに対応できていません。
就職をゴールにした学校教育を施し、自分で稼ぐ方法を教えてくれないのです。
終身雇用も年功序列も、崩壊のノイズはあちこちから聞こえてきているのに。
政府だって「副業推進!」と言ったはいいけど、具体的に実行できる人は少ないです。
多くの人はやり方を知りません。
「ブログで儲かるらしい」
と思っている人はいます。
しかしどんな記事を書いて、どんな商品を売ればいいのか?
どうしたら儲かるかなんて学校では教えてくれません。
先生にやり方を聞いても、
「危ないから辞めておきなさい。」
と言われるのが関の山です。
具体的なやり方を知らないから、独立・起業といったものに恐怖を感じるようになります。
自分にはできないと、諦めている人が大勢いるのです。
こうした現状を見て、
「このままではいかん!」
と活動をされている人がいます。
僕のブログでたびたび出てくる経営コンサルタントの加藤翔太さんです。
加藤さんは日本のビジネス教育を変えるという信念のもと、次世代の起業家を育成するオンラインスクールを運営されています。
起業・副業で成功するために、経営のイロハやインターネットを活用したマーケティングを教えています。
その熱意たるや凄まじいです。
丸2日間ぶっ通しでセミナーやったり、
1日で2万字のセールスレター書きあげたり、
起業初年度で年商2.6億円達成したり、
情報発信で5億円売ったりと、ビジネスの実績もすごいです。
それでいて自由な時間の確保というものも重要視している方なので、1日の平均労働時間は3時間とか。
仕事しているとき以外は、友達とBBQを楽しんだりドライブをしたりしています。
彼のセミナーは高いのですが、ぜひ一度受けて欲しいと思っています。
メチャクチャ勉強になります。
まとめ
就職うんぬんというより、生きることにぜったい安全・安心なんて道はないと思います。
明日どうなるかなんて誰にも分りません。
僕が思うには、あとで後悔しないように一生懸命今を生きるということが大切だと思います。
やりたいことは全部やるし、チャレンジし続けます。
人生生きていると必ず障害は発生します。
その障害を自分で乗り越えられるよう、常に学び続けていくという姿勢!
大学卒業したからもう勉強しなくてもいいなんて言ってられません。
時代はどんどん変化していきます。
世の中の流れを察知して動けるよう、勉強は大事です。
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