もしあなたが今、会社員として働いていて、独立して起業をするのであれば、人生の大きなターニングポイントです。
ビジネスを軌道に乗せることができれば、人生が180度変わります。
これまで「される」だった仕事が、「する」に変わります。
指示はされるものではなく、あなたがするのです。
すべての行動はあながた自分で決めることになります。
そして起業は、心の底からやりたいことに向き合え、自己実現をする最高の手段の1つです。
自信にもなるし、うまいこといけば肩で風を切って街を歩けるようになります。
しかし何となく起業したい気持ちはあるけど、アイデアが思いつかないという人もいますよね。
もしくは、アイデアはあるけど実行してうまくいくか分からない。
倒産して借金だけは背負いたくない。
実際に僕も経営のプロの方からビジネスを学んでいる身です。
アイデアの出し方というのも、とうぜん教えてもらっています。
アイデアって悩めば悩むほど思いつかなくなりますよね。
イライラして頭の毛をぐしゃぐしゃにかき回したくなるときもあります。
「自分にもできる範囲で・・・いい”アイデアさえ”思いつけば・・・!」
実はアイデアの思いつき方には2つの方法があって
①:成功した人を模倣する
②:過去の自分が欲しかったものを売る
です。
ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力の法則を閃いたのか知りませんが、そういったラッキーを求める方法ではありません。
この記事ではもっと、具体的な方法をあなたにお伝えします。
成功した人を模倣する
起業アイデアを思いつく良い方法は、すでに成功している起業家の模倣をするということです(モデリング)。
スポーツでも漫画でも、うまくなろうと思えば、成功している人から学ぶのが一番上達が早いです。
野球がうまくなりたいと思えば、うまい選手の動きを動画で見て学びます。
自分の動きとはどこが違うのか?
どの選手から学ぶのが自分にとっていいか?
漫画がうまくなりたいと思えば、成功している漫画(ドラゴンボールとか)の絵を見て模写します。
コマ割りから、ベタの塗り方、背景の書き方まで。
ド素人が独学でやろうとすると失敗しますが、うまい人のやり方を学ぶことによって成功率を飛躍的に上げることができます。
起業の場合も同じです。
いきなり世界を変えるような、だれもやっていない自分にしか思いつかないアイデアというのは不要です。
まずは、すでに成功している起業家のビジネスを研究するところから始めましょう。
自分が世界で初めてそのビジネスをやるのであれば、失敗率90%かもしれませんが、すでに成功している人が何人もいる分野であれば、あなたが成功するのもそう難しいことではありません。
ラーメン屋は世界に1件しかないでしょうか?
いえ、街に行けば数えきれないほどの名店があります。
ラーメンを特集した雑誌だって出ています。
コンビニは世界に1件しかないでしょうか?
そんなことはありませんね。
全国に5万店以上ものコンビニチェーンが立ち並び、同じ通りにセブンが2軒あったりします。
参入している人が多いということは、そこに市場があるということです。
例えば、マッサージ師として成功したいと思えば、成功しているマッサージ店を探して研究します。
- お店を持っているのか?出張でやっているのか?
- 集客はどうしているのか?
- どんなメニューを提供しているのか?
- 毎日どれくらい働いているのか?
- 利益はどれくらい出ているのか?
もし可能ならリサーチとしてそういった業界に入って、話を聞いてみるというのもアリです。
断っておきますが、模倣はコピペすることではありません。
よくアフィリエイトの業界ではコピペで稼ぐ手法とか流行りますが、稼げるわけがないです。
他人の文章のコピペはSEOで評価されないし、見つかれば著作権違反です。
批判もたくさん浴びることになります。
やり方を模倣するということはつまり、やり方を学ぶということです。
うまい人のやり方を学んだうえで、あなたオリジナルのものを提供します。
何でも上達しようと思ったら人から学び、己の血肉として吸収しますよね。
ビジネスでも同じことです。
過去の自分の悩みを商品化する
2つ目です。
過去に自分が悩んでいた悩みを商品にすることでビジネスができます。
なぜなら、自分と同じようなことで悩んでいる人は多い可能性があるからです。
例えば受験勉強。
あなたが学生時代に数学が苦手だったとします。
新しい勉強法を導入したことによって、全国模試の偏差値が30→70まで上がったとすれば、知りたい人はたくさんいるはずです。
全国に高校生が300万人いたとして、大学受験をする人がそのうちの半分いたとすると150万人。
3人に1人数学が苦手だとすると、ターゲット層は50万人。
あなたは偏差値70という実績を持つから、それ以下の人すべてが対象です。
「定期テストで9割取る方法」
「難関私大数学攻略の技法」
とか言って売れば儲かると思います。
アイデアを思いつくいい方法はお客さんの代わりに困ることです。
困るということは、そこに悩みが存在します。
悩みの問題解決は金の生る木なので、大切に育てることでビジネスチャンスになります。
情報の良質なインプット
アイデアを思いつくためには、情報の良質なインプットが大事です。
インプットなくしてアウトプットはできません。
ビジネスモデルを思いつくための情報のリソースは主に3種類。
①:書籍・ニュース・ネット
②:ヒアリング・フィールドワーク
③:音声学習(セミナーなど)
1つずつ解説します。
①:書籍・ニュース・ネット
自分が起業したい分野の情報を得るために、書籍は非常に役に立ちます。
もちろんネットのWebサイトやSNSにある情報でもOKです。
特に情報を得るためにネットはフル活用してください。
できるだけたくさんの情報に触れるということが大事です。
僕が小学生の時、ネットの情報はウソが多いから信じない方がいいと学校で教わっていました。
今から10年以上前の2006年くらいのころです。
よく夏休みに入る前のガイダンスとかで、
「知らない人にはついていくな」とか
「お金の貸し借りはしてはいけない」とか
「夜の外出は親についていってもらいなさい」とか
「ネットの情報はウソが多い」と聞かされた記憶があります。
確かに、情報というものは闇雲に信じてはいけません。
インターネットの知恵袋なんか匿名で投稿できるので、よく無責任な回答を見かけますよね。
よく調べもしないで適当な情報をブログに書いている人もいます(アクセスアップのために)。
まだ記憶に新しいWELQ騒動もそうです。
デタラメな知識を持ったライターを1記事1,000円ほどで雇い、医療分野で誤った知識を広めまくっていました。
「肩こりは幽霊のせいだ」みたいな訳の分からない記事もあったそうです。
ライターはお金を儲けたいから、デタラメな記事を書きまくる。
運営側はアクセスアップをしたいから、どんどん記事を書かせる。
結果信ぴょう性のないサイトが、Googleにたくさん出てくる。
あまりにも正確性に欠けるコンテンツを作っていたことが問題視されて、WELQは閉鎖に追い込まれてしまいました。
Googleも日々進化しているので一昔前に比べたら情報の整理も進んできているので、中身のないぺらサイトは検索結果に表示されることは少なくなりました。
もちろん今でもネット上に間違った情報がたくさんあることは事実ですし、完璧な対処というのは難しいでしょう。
ただし情報の信ぴょう性に関しては、何もインターネットだけに限りません。
新聞やTVのニュースメディアでも言えることです。
TV番組だってヤラセはやるし、政治や経済の情報に関しても、各新聞社ごとに伝え方はまちまちです。
池上彰の解説はわかりやすいので、ぜひ一度見てみてください。
【新聞比較】池上彰のおすすめは?どこがいい?違いや特徴を解説!
情報収集で大事なことは、1つの情報源だけを信じるのではなく、できるだけたくさんの者に触れるということです。
物事を多角的にとらえることで、本質が見えてきます。
お手元のスマホにメルマガでもニュースでも、気になる情報源は片っ端から突っ込んでみてみることをおすすめします。
自分にとって必要な情報を選ぶ目を持つということは大事です。
②:ヒアリング・フィールドワーク
例えばあなたが、化粧品関連のサイトを作って起業したいと思ったとします。
リサーチの対象として挙げられるのは、
- 成功している化粧品のWebサイト
- 化粧品関連の書籍
- 女性誌
- 同分野で成功した人に話を聞く
などです。
アフィリエイトをするのであれば、成功しているアフィリエイトサイトを見つけて研究します。
どうやって集客しているのか?
なにでマネタイズしているのか?
ブログデザインはどんなものを使っているのか?
ターゲット層は何歳くらいか?
情報収集をネットだけで完結させてしまう人もいますが、本を10冊くらい買い込むと強いです。
それなりに大きな規模のサイトを作ろうと思えば、情報は少ないよりも多い方が有利になります。
ライバルが書いていない情報を自分のサイトに書くことができれば、差が付くのです。
またアフィリエイター同士横のつながりがあるのであれば、実際に話を聞いてみるでもいいですね。
僕の尊敬している起業家の方は、化粧品広告の見せ方を研究するため、デパートの化粧品売り場でいろいろ見て回ったこともあると言っていました。
③:音声学習
音声学習は非常に効果的な学びの方法です。
僕は主に経営者のセミナー音声を入れて毎日移動時間や暇なときに聴いています。
昔なら音声1つ聴くのにも、家でオーディオプレーヤーにカセットテープを入れて巻き戻しボタンを押しながら聞く必要がありました。
ところが今の時代は便利です。
小型の音楽プレーヤーがたくさんあるし、MP3(音声データ)もネットから簡単にダウンロードできます。
1つのデバイスに何百曲と入れることができるのも常識です。
勉強というと、机に座ってガリガリやらなければならないと思っている人もいるのですが、そんなことはありません。
イヤホンを耳に突っ込んで、音を聞いて入れば歩きながらでも勉強できます。
カフェにでも行って、優雅にコーヒーを飲みながら聴くでもいいと思います。
周りから見ると音楽を聴いてるだけと見せかけて、経営の勉強をすることができます。
僕が聴いている音声は、加藤将太さんが運営している次世代起業家育成セミナーです。
マーケティングの仕方やビジネスモデルの立て方がたんまりと学べるセミナーで、聞けば聞くほどに思考が洗練されます。
加藤さんは経営のプロです。
古本の流通事業で年商2.6億円を達成し、現在もビジネスの教育事業やコンサルタントとしても活躍されています。
(コンサル料は1時間200万円とか!?)
音声学習は再生ボタンさえ押してしまえば、通勤中でも釣りをしながらでも料理をしながらでも勉強できます。
忙しい人ほど効果を発揮してくれます。
独立するタイミング
本業の収入を越えた時こそ、独立に最適なタイミングです。
会社を辞めるときです。
起業するというのはやはり大変で、すんなりうまくいくものではありません。
アイデアが形になるまでにそれなりの時間がかかります。
でも恐れる必要はないのです。
自己実現に最適な手段だと思います。
誰に強制されるわけでもなく、自由に仕事をすることができます。
経営スキルがあれば、自分が現場にいなくても勝手に回ってくれるビジネスにすることもできます。
失敗したら路頭に迷うのではないかという悩みを持つ人は多いと思いますが、そんなことはありません。
僕自身引きこもっていた時、月収6万で生活していました。
日本では貧困層に当たりますが、ご飯も食べることができていたし、ポテチをかじりながらネットで映画とか見ていました。
パソコン1台あれば、それでビジネスを始めて再起を図ることもできます。
インターネットなら原価もゼロでです。
いきなり資本金1,000万もいるようなビジネスで失敗したら大惨事ですが、元手のかからないことから始めることでリスクを最小限に起業することができます。
今の時代なら起業して独立も難しいことではありません。
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