レジはどうして難しいと感じてしまうのでしょうか?
仕事内容自体はシンプルです。
- 商品のバーコードをスキャンして
- 合計金額をお客さんに伝える
- 会計してお釣りを渡す
- (必要に応じて商品の袋詰めも行う)
スーパーマーケットのような大きな小売店だとレジだけを集中的にやりますし、
コンビニや100円ショップのような小売店だと、他の作業と並行しながらレジ打ちを行ことになります。
お客さんの側から見ると簡単そうに見えますが、やってみた側でないとあの大変さは分からないのです。
このシンプルな仕事の中に詰まった難しいポイントを9つまとめてみました。
この記事の目次
①:最初の頃はてきぱき動けない
仕事を始めて間もないころや、レジ打ちが人生初めての人は、きびきびと動くことができません。
自転車で例えると、まだ補助輪を付けて乗っているような状態です。
普段あなたが買い物に行ったときに見かける、風のような動きをするにはそれなりに数をこなさなければならないのです。
レジのボタン操作もぎこちないですし、商品の扱い(バーコードの位置や袋詰め)もよく分からないものです。
最初の頃は研修中と名札に貼り、ベテランの人が横に補助についれくれるるから負担も軽いでしょう。
しかしあなた1人でこなすとなると、商品のスキャンやサッカー、決済まで行わなければなりません。
1ヵ月もあれば、かなり動けるようになるはずです。
きついのは入って3日~1週間くらいでしょう。
分からないことあらば、期間に限らずどんどん聞いていけばいいと思います。
ただし同じこと何度も聞いていると嫌われてしまいます。(厄介者扱い)
②:立ちっぱなしで足腰が疲れる
引っ越しや工事現場などガテン系の仕事と比べると、重い荷物を運んだりする必要はありません。
変わりに同じ姿勢のまま長時間同じ場所で直立しておく必要があります。
(特にスーパーのレジ係は)
レジ打ちの合間に動ける仕事であればいいですが、長時間の立ち仕事というのは足腰の負担になるのです。
僕の父もコンビニ経営をしているので、立って働く時間が長いのですが、
「腰が痛いなぁ」とよく言っていました。
腰回りのストレッチや筋トレ・マッサージも行っている模様。
③:冬場は足が寒い
冷え性の人は寒い思いをすることも多いです。
特に女性は寒いと感じる人も多く、足元にストーブを置いて働く人も多いです。
レジは基本エアコンの効いた店内での仕事となります。
しかしレジが置かれている場所は出入り口の正面である場合が多いです。
そのため風が強い日などは、ドアが開くたびにブォオオオ!と風が入り込んできて寒い思いをする場合もあります。
寒い人が苦手な人にとっては、難しく感じてしまうかもしれません。
④:レジ打ちは神経を使う
レジ打ちはお客さんを相手にし、直接お金のやり取りをする仕事です。
ダラダラ仕事したりするわけにはいきません。
短気な性格のお客さんは、態度のなっていない従業員に対しては容赦なく怒ります。
商品を傷付けたり潰したりしないよう、重さごとに入れ分けたりもしなければなりません。
水滴の付く商品などは、袋を別々にする必要もあります。
また金額の入力ミスやお釣りの渡し間違えはご法度です。
「ちょっとくらいバレないし大丈夫じゃない?」
と考えていると痛い目をみます。
レジというのは毎日清算作業を行います。
お釣りの渡し間違えによって生じる誤差は大問題です。
もし間違えてしまった場合はあなたに責任追及され、ミスの原因が発覚するまでお店の防犯カメラでチェックしたりして家に帰れない場合もあります。
お店で一緒に働く他の従業員やお客さんにも迷惑をかけてしまうことになるのです。
・・・とは言っても、レジの仕事をしていると1度や2度はわざとでなくても間違ってしまうことはあります。
⑤:ヒューマンエラーは避けられない
- 釣銭の渡し間違え
- 商品の2重スキャン
- 値引き忘れ
- ポイントカード聞き忘れ
- 商品を滑って落としてしまう
完璧な人なんていません。
気づかないうちに、ミスを犯してしまっていることもあると思います。
優しい人は「いいよいいよ」と言ってくれるけど、お客さんによっては怒られてしまうこともあるでしょう。
⑥:混雑時の忙しさはヤバい
レジが混雑したときなど、より一層の正確さとスピード感のあるレジ捌きが求められます。
焦ってはミスをする確率も上がってしまうし、ストレスも感じることでしょう。
僕もコンビニのバイト中に、お店の近くでイベントがあった時というのは大変でした。
お客さんの数が多すぎて、レジから1秒たりとも離れられないのです。
ピッピッとレジ打ちをする刹那、最後尾を確認した時に一番後ろが分からないほど並んでいたときの絶望感はヤバかったです。
かごいっぱいに商品を詰め込んで待っているお客さんがわんさかいたので、息つく暇もありませんでした。
⑦:クレーマーの相手をすることもある
クレーム対応は、この仕事では避けては通れません。
レジというのはお客さんともっとも直接的なコンタクトを取るポジションなので、ご要望やお叱りを受けやすいのです。
「売り場の値段とレシートに書かれてある商品の値段が違う」
「接客態度が悪い」
「レジ対応が遅い」
「商品の持ち方がなってない」
「挨拶がなってない」
「この前買った商品が不味かった」
クレームの内容には、自分が悪くないのに怒られてしまうこともしょっちゅうです。
(お客さんには関係ない)
⑧:一通り覚えるまでは大変
レジに限ったことではありませんが、自分の中で覚えたことが血肉となるまでは大変です。
「頭の中ではこういうふうに動かなければ・・・」
と思っていても、体が付いてきてくれません。
動きの1つ1つがぎこちなくて遅いです。
けれど1度身についてしまうと簡単です。
買う商品数が多いお客さんの対応や、長蛇の列を目の前にしても平気になります。
パートやアルバイトでやるようなレジ対応に高度なスキルは求められていません。
計算を暗算でしたり、飛行機のグランドスタッフのように高度な接客スキルはいらないのです。
また愛想がいい必要もありません。
(あまり不愛想はよくないけど)
愛想が良くても時給が増えないし、お客さんからチップをもらえるわけでもないので・・・。
⑨:お客さんの少ない時間帯は暇
混雑時を過ぎた後は一気に楽になります。
楽を通り越して暇に苦しむこともあります。
お店の立地や業態にもよりますが、お正月の三が日の仕事など暇で暇で仕方なかったものです。
お客さんが少なすぎるせいか、4時間の仕事が10時間のような長さに感じたこともありました(笑)
僕はいまだにレジの仕事が苦手です
凡ミスをして凹むこともあれば、お客さんに怒られてしまうこともしょっちゅうです。
そしてレジ打ちの仕事はどんなにできるようになっても、お給料が上がったりすることはないのです。
ベテランも新人ももらえるお給料はほぼ一緒です。
生きていくのにお金ってどうしても必要なものだし、レジの仕事は慣れると簡単なのでとりあえずやってみるというのもいいでしょう。
ただし割に合わない仕事であるということは知っておいてください。
僕もコンビニのアルバイトで毎日のようにレジ打ちの仕事をしておりますが、ネット副業での働き方改革を遂行中です。
ネットを使った在宅ワークで生活できるくらいの収入を得ることができるようになれば、レジ打ちの仕事なんてしなくても生きていけるようになります。
この記事のまとめ
- 最初の頃はてきぱき動けない
- 立ちっぱなしで足腰が疲れる
- 冬場は足が寒い
- レジ打ちは神経を使う
- ヒューマンエラーは避けられない
- 混雑時の忙しさはヤバい
- クレーマーの相手をすることもある
- 一通り覚えるまでは大変
- お客さんの少ない時間帯は暇
ということでした。
慣れたら簡単ではありますが、あまりコスパは良くないし、僕はいまだに苦手意識を感じている仕事です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コンビニ店員ブロガーのDスケ(⇒プロフィール)です。