コンビニで時給760円で働いていたこともある僕にとって、時給900円は破格の金額に見えました。
「きゅ・・・、きゅうひゃくえん!?そんなにもらっていいんですか?」
と思ったものです。
(まだ高校を卒業したばかりで、世の中のことをよく分かっていないというのも理由の1つ)
でもこれは誤りです。
時給900円はめちゃくちゃ安いです。
バカでド貧乏。ド田舎出身。
居の中の蛙だった僕が、実際に時給900円台で働いて感じたお金のリアルや絶望感などを書いてみました。
前提:高いか安いかは都道府県によって異なる
2019年の都道府県最低賃金がこれです。
さすがに東京や神奈川ともなると、最低賃金のデフォルトも1,000円以上と高いです。
九州や東北を見ると、700円台が最低時給となっています。
僕が18才のときなど、岡山では時給700円台のバイトが当たり前でした。
コンビニやカラオケボックスや居酒屋も700円台で溢れていました。
800円台や900円台ともなると、「相場より高いから仕事きついぞ!やめとけ!」
という空気すら流れていました。
時給900円が安いと思った理由
そんな田舎出身の僕が大阪に越してきてから見た世界は別世界です。
ビルは高いし、電車もいっぱい通っていて山景色なんてどこにもありません。
田舎では珍しい時給900円代のバイトが腐るほど転がっているのです!
貧乏学生だったので、アルバイトをして働かなければならなかったのですが、バイトルやタウンワークの求人を見て大阪の時給の高さにビックリしました。
僕にとって時給900円の仕事なんて夢のような金額に思えました。
「す、す、すげぇ~!」
と唸ったのを覚えています。
「出会いたくさん♪アットホームな職場で一緒に働きませんか?」
というキャッチコピーにつられて、時給950円のファミレスのバイトをやってみることにしたのです。
ところがこれが大失敗。
ファミレスはめちゃくちゃハードな仕事だったのです。
大阪の中心地梅田からほど近い場所にあるお店でのバイトでしたので、お客さんの数も多く、やることが山のようにありました。
やってもやっても仕事が次から次へと振ってくるものですから、とても時給900円の割に合うものではありません。
「土曜日早く来れない?」みたいなことを言われるのも当たり前の職場です。
残業もあるし、ストレスも半端ではありませんでした。
「これならもっと安くてもいいから、楽なお店で働きたいなぁ」
と何度も思ったものです。
時給900円を年収にすると・・・
学生のアルバイトとして始めたので当然、儲かるわけがないのですが、
時給900円の労働を毎日8時間したとしましょう。
900円×8時間=7,200円(日給)
7,200円×365日=262万8,000円(年収)
という計算になります。
フルで働いたとしても、正社員の平均年収である440万円を下回ってしまいます。
当然休みの日も作らなければなりませんし、税金で多少引かれてしまうのでこんなに稼ぐことは不可能ではありますが。
時給1300円ですら安い
さらに他の求人も見て見ました。
大阪なら梅田や難波のデパートのアルバイトなど、時給単価が高いです。
お昼時の時間帯のシフトでも、時給1,300円くらいもらえる仕事がゴロゴロしています。
- アパレルの仕事
- ピッキングの仕事
- コールセンターの仕事
- etc..
けれど当然のことながら、都心のような人がたくさん集まる場所での仕事は過酷です。
飲食店などお客さんがひっきり無しにやってきます。
仕事量も多くなるし、「高時給だ!」と思い働いてみても、すぐ労働量の割に合わないということを実感します。
時給1,300円に対する心地良い仕事の負荷を100と仮定しても、
400とか500といった仕事の負荷で課されたりします。
※体感的なザックリした数値です
しかも頑張って働いたからと言って、給与が上がるわけでもありません。
また仕事のできる人・できない人ももらえる額は一緒という不公平なシステムなのです。
(サボって働いてる人も一緒)
一般的な会社員の時給はおよそ2,000円
学生時代はバイト生活に明け暮れていた僕です。
「今は苦しくても、就職して働きだせば楽になるだろう」
そんな風に考えていましたが、それも間違いであることに気が付きました。
サラリーマンになったところで、暮らしぶりは大して楽にならないのです。
平均的な会社員の時給はおよそ2,000円と言われていますが、これを真に受けてはいけません。
平均的な会社員の年収はいくらかご存知でしょうか?
おおよそ440万円です。
これを月収時給換算して考えると・・・
年収440万÷12か月=36.66万円(月収)
日収にすると
36.66万円÷20日=18,350円(日収)
そして1日8時間労働として考えると、
18,350円÷8時間=2294円(時給)
おおよそ2,000円くらいという数字が導き出されます。
ただし、すべてののサラリーマンがそんないい想いをしているわけではありません。
これはあらゆる層の人をごちゃまぜにして出した平均値です。
- 上の超トップ層である年収1,000万円越え
- 20~30代男性サラリーマン
- 40~50代男性サラリーマン
- 20~30代女性サラリーマンOL
- 40~50代女性OL
- 全国のフリーター
- etc..
就職したばかりの20代のうちは大してお給料も上がらないでしょう。
さらに年収300万円台・サービス残業で1日14時間労働をしている人だっているのです。
これを時給換算で考えると
892円。
アルバイトの時給900円すら下回ってしまいます。
また会社の業績が悪くなれば、従業員の給料が減らされたりなんて当たり前のことです。
(コロナショックで飲食店勤務者は悲惨そのもの)
さらに平均年収440万円とは、あくまで総支給額の話です。
手取りでそれ全てがもらえるわけではありません。
税金や社会保険料などで引かれると、年間300万円くらいまで下がります。
養う家族もいると、毎月の小遣いが3万円しかないという人もいっぱい出てくるわけです。
働くということに感じた疑問
別に僕はお金だけを働く物差しとしてみているわけではありません。
ファミレスのバイトだって、時給低いしきつかったです。
でもそれなりに楽しみを見出し頑張って働いていました。
お金がすべてではないとも思います。
ただし人生の大半を仕事に捧げる割にもらえるリターンが少ないのではないか?
というのが僕の本音です。
コンビニオーナーなど見ていると大変どころの騒ぎではありません。
人手が足りないからと、1日15時間とか働くこともザラにあります。
お店1店舗経営することで稼ぐ月収がだいたい60万円くらいなので、
これを時給換算すると1,250円という計算。
これを夫婦で経営して2人で折半するとなりますと、
時給625円になります。
そういう姿を身近で見てきましたので、
「働くっていったい何なんだ!?」と感じずにはいられませんでした。
あなたの時間はそんなに安くない
ホリエモンの著書時間革命という本はおもしろいです。
お金は使っても稼げば取り戻せる。でも時間はそうはいかない。どんな人間に対しても平等に、有限にしか与えられない資源である。
この考え方はグサリと刺さりました。
少しスケールの大きな話にはなりますが、人生という視点で考えると、
時給は900円でも2,000円でも安いと思います。
時給が10円アップしたとかそんな小さなことで悩むべきではありません。
その働いている時間に本を読んだり、おもいっきり寝たり、おいしいもの食べたり、旅行に行ったり、好きな人と過ごしたりして過ごす方がよっぽど貴重なのではないかと思うのです。
時間革命しよう
僕はロードバイクで全国を旅してみたいなぁという夢があります。
しかし残念ながらまだ果たせていません。
時給や労働というシステムに縛られているからです。
僕はこういった不自由と取っ払うために、ネットを使い自分で稼ぐという道にシフトすることにしました。
人生の時間を有効活用するためには、働かなくても自動で収入が発生する仕組みを持つべきです。
例えば投資家は株やFXの配当金で稼いでいます。
大家さんはマンション経営をして家賃収入をもらうことで稼いでいます。
どちらも自動で収益が発生する仕組みです。
ただしこれをやるには大きな資本が必要です。
赤字になって大借金を背負うリスクもあります。
なので実現するのはなかなか難しいのですが、
僕のような時給760円台の底辺コンビニ店員でも自動で収益を発生させる仕組みを持つ方法があります。
それがブログアフィリエイトなのです。
始めようと思えば簡単に始められるので、学生だろうとパートの主婦だろうとあまり関係はありません。
ブログなんて小遣い程度しか稼げないんじゃないのと思うかもしれないけど、そんなことはありません。
ブログビジネスについてきちんと学べば、会社員のお給料より大きな金額を稼ぐことも可能です。
ブログであれば始めるのに大きなコストはかかりませんし、オンライン上にサイトを公開しておけば勝手にアクセスを集めたり、商品のセールスをしてくれるので、ほったらかしでも儲かるというわけです。
労働に汗水たらして1万円稼ぐよりは、ほったらかしで1万円稼ぐ方が僕は貴重だと思っています。
その1万円分の時間を使って、もっと大切なやりたいことに時間を使うことができるからです。
お金に執着するためというよりも、お金に執着する生き方を変えるためにこそブログを始めるべきです。
時給が低い云々で悩むなんて問題外ですよ。
コンビニ店員ブロガーのDスケ(⇒プロフィール)です。