バイト選びをする際に気を付けたいことがあります。
間違ってブラックバイトを始めてしまわないかどうか。
もちろん自ら「うちの店はブラックだよ!安心しておいで!」なんて言うはずもありません。
一見普通のアルバイトと何変わらぬようにしているところがほとんどです。
内部の人間でもない限りまず分かりません。
もしも変なバイト先にでもあたってしまうと
「簡単には辞めさせてくれない」
「なかなか休めない」
「お給料がちゃんと支払われない」
「毎日理不尽に怒鳴られる」
という目に合ってしまうかもしれません。
しかしこの記事を読めば、ブラックバイトであるかどうか見分ける目を養うことができます。
屈辱的状況を回避するための具体的な方法をまとめました。
この記事の目次
ブラックバイトの特徴
- 精神論を振り回す
- 仕事への拘束時間が長い
- 辞めさせてくれない
- 残業代を出さない
- パワハラ
- NGを伝えた日にシフトに入れてくる
たとえ学生のアルバイトであろうと、正社員並みにこき使おうとしたり、
少しでも暇があればシフトに無理やり入れてきたり、
辞めたいという意向を無視して働かせようとしたり、
お給料をきちんと払わなかったりするのがブラックバイトの主な特徴です。
また
「気合が足りてないからだ!」
「そんなんじゃどこ行ってもやっていけないぞ!」
「熱くらいで仕事を休むな!」
など古い精神論や根性論を押し付けてくるブラック上司がいることも少なくありません。
わりとパワハラのラインの内側に踏み込んだものも多いです。。。
なおブラックバイトあるあるに関してはこちらの記事もどうぞ!
ブラックバイトを見分ける4つのチェックポイント
これから働いてみたいと思うバイト先がブラックか否かを見分けるには、次の4つのポイントに注意することで見分けることができます。
- 求人募集の内容
- 職場の雰囲気
- 面接官の人柄
- 採用通知後の対応
これらのポイントを注意深く観察することで、かなりの高確率でブラックなバイト先を回避することが可能です。
※ただ注意点としましては、仕事がきついor楽は別問題です。
ホワイトな仕事でもきついとか、合うor合わないはあります。
①:求人募集をチェック
★募集のキャッチコピー
- 「アットホームな職場」
- 「女性多め」
- 「プライベートも仲良し」
- 「未経験者歓迎」
- 「初心者歓迎」
★時給設定
「時給3,000円も!」
(相場よりあきらかに高い金額設定)
バイトの求人誌を見て、他より目立った募集要項を記してあるアルバイト先は注意が必要です。
罠である可能性もあるからです。
一見好待遇で職場の人たちも全員やさしそうに感じさせる求人募集の中には、たちの悪いものも一定数存在します。
「あ!このバイトよさそう♪」
と思い入ってみると、
- 仕事がものすごくきつい
- 希望より明らかに多くシフトに入れられる
- 職場の人たちの雰囲気が悪い
といった職場で、簡単に早めることのできない仕組みが作られている場所が多いです。
募集時の期待を大きく裏切られる形となり、メンタルをボロボロにされてしまうことになります。
僕も
「女性多め」
「みんなフレンドリーだよ」
みたいな募集要項に釣られてファミレスのバイトを始めてしまったあげく、地獄のような労働をやらされる羽目になりました。
男性は「出会いあります」みたいな広告に注意してください(笑)
②:実際に職場をチェック
お客さんに扮して、興味のある職場を足で覗いてみようということです。
働きたいお店の雰囲気を体感できるので、求人を見るよりもより確実な方法となります。
例えばコンビニやカフェだったら
以下のポイントをよくチェックしてみましょう。
- お店の雰囲気
- お客さんの様子(客層や数)
- 店員の様子
お店の雰囲気
- お店に並んでいる商品はきちんろ整理整頓されているか?
- お店の中や外はきれいに掃除されているか?
- どんな立地の場所のお店か?
- 駅からどのくらい離れているのか?
- 家や学校から通いやすいか?
お客さんの様子
- お店に来るお客さんの数はどれくらいか?
- 席数は多いのか?少ないのか?
- 客層はどんな人々なのか?
- 並んでいるか?空いているか?
店員の様子
- 働いている店員さんの顔つきはどうか?
- 輝いているのか?
- 死んだような目をしてないか?
- イライラしてる人はいないか?
不快感を感じたら辞めておいた方がいい
特に注意深く見るべきは、店内の雰囲気です。
あんまり整理整頓がされてない店は、経営者がテキトーなのかもしれませんし、
従業員もやる気のない人がばかりな可能性が高いです。
店員の覇気がまるでなく、接客態度も悪いお店は辞めておいた方がいいです。
逆に元気よくみんなで一丸となって頑張ってる風な職場だとやってみる価値あるかもしれません。
あともしもバイト先が家の近所にあるのであれば、朝、昼、晩と複数回チェックしてみるのもおすすめです。
同じ顔ぶれの人がずーっとレジに入っているようなお店は、人手不足に苦しんでる可能性が高いので、もしかするとロングシフトを組まされる可能性が高まります。
(急な残業のお願いなどもあり得る)
③:面接官のチェック
面接はあなた自身の人柄や意気込みをアピールする場です。
一般的に面接官が応募者を見極める場ですが、
同時に面接される側であるあなた自身も相手の人柄を見るべきです。
面接官はたいてい店長や担当部門の上司であるケースが多いので、どういった雰囲気の人なのか要チェックです。
- 紳士的で礼儀正しい人なのか?
- 元ヤンっぽくてトゲトゲしい人なのか?
- やる気はありそうな人なのか?
余談ですが、僕が進学と同時に大阪に越してきて、初めて受けたアルバイト面接での店長はひどかったです。
コンビニのバイトの面接だったのですが、やたら上から目線で不愛想。
さらにめんどくさそうな態度。
面接中にも関わらずくるくるとペン回しをしたり、あごをぼりぼりと掻きながら
「週何時間働けますくぁ~~?」
というスタンス。
靴もかかとを踏んづけたままきちんと履いてませんでした。
そして面接中一番絶句したのは
バックルームからいきなりレジの方に向かって
「川辺ぇ~~!声が聞こえてこんずぉお~~!」
と大きな声で怒り出すのです。
さらにその2分後もふたたび
「か・わ・べぇ~~!声だしてますくぁ~~?」
面接の途中ではありましたが、
「ここでは働きたくないな。。。」
と思いました。
たぶんサイコパス店長の一種だったのでしょう。
その後採用通知の電話ももらいましたが、もちろんお断りしました。
一緒に働いたら悲惨なことになりそうだと思ったので。
④:採用通知後のチェック
労働通知書
雇用契約書
この2つを貰うことはマスト(絶対)です。
これ無しで働くことはNGです。
この2つの書類に関する詳しい解説はこちらのサイトで確認することができます
→「労働条件通知書とは?雇用契約書との共通点や違い、明示すべき労働条件を解説!」
正確に書きますと、労働通知書は法律によって義務づけられているものですが、両方あったほうが安心感は強いです。
(雇用契約書は任意。口約束でもできる。)
その職場で働くことになって、理不尽な長時間労働を押し付けられた場合には、書面にしっかり
- 出勤曜日
- 公休曜日
- 労働時間
- 賃金
を書くことことで、あなたを守る盾となります。
労働通知書を発行しない会社は100%ブラック企業なので働いてはなりません。
お給料の天引きに注意!
採用後に制服を自己負担させられるバイト先は少し注意が必要です。
あらかじめ「制服代を給料から天引きするよ」という協定で働くのであれば違法にはなりません。
でも「バイト代から1万円も引かれてる!」
と後で気が付くとトラブルの元です。
事前の確認は欠かせません。
個人経営のお店など注意が必要です。
全国チェーンの大手とは違い財布のひもも堅いです。
人件費や固定費を削りたがるお店も多いのです。
僕の見たブラックな職場で働く人々
- 年末に16連勤で働くスタッフ
- 残業代も出ないのに夜10時ごろまで仕事
- 月に休みが2回しか取れないオーナー
- サービス残業で実質時給は800円以下で働く店長
まぁこれらはバイトスタッフではなく、正社員やお店を経営するオーナーたちだったのですが、バイトから見ても可哀想に思えるくらい休みがありませんでした。
職場を運営していかなければならない
とう責任感の強さから、長時間労働をこなしているのでしょう。
人手不足なお店を何とか回していかなければという思いから、ホントはイケないと分かっていつつも、
バイトスタッフを強引にシフトに入れようとするケースが目立ちます。
僕も年末年始は「予定入れないでね」と言われました。
床に落とした肉を調理して出す
ファミレスで働いていたとき
賞味期限が3日切れたソースを使う
バイトの1人がヘマしてステーキ肉を床に落としてしまったことがあったのですが
「いけるいける!」と店長がゴリ押ししてくるので、しぶしぶ焼いてお客さんに提供しました。
僕はたまたまそのステーキの行く末を見ていたのですが、
4人の子連れ家族のテーブルへと運ばれていきました。
ママらしき人がナイフで切り分けて子どもに分け与えます。
それを子供が
「おいしいおいしい」
と言って食べるものですから、僕は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
もちろんすべての仕事がこうではないでしょうが、どんな仕事でもブラックな面の1つや2つはあるもの。
僕に就職=怖いものという価値観を植え込むのにこれ以上ない体験でした。
おかげで今はネットビジネスの道に邁進しています。
コンビニ店員ブロガーのDスケ(⇒プロフィール)です。