セブンイレブンでも深夜営業停止についての論議が問題になってる昨今ですが・・・コンビニの夜勤はきついのか?
その理由をコンビニ店員である僕がぶっちゃけてみました。
(深夜のシフト経験あり)
最初に僕の意見を書いておくと、コンビニの夜勤はおすすめしません。
個人的な偏見や実体験だけでなく、立地による忙しさと絡ませて説明したいと思います。
この記事の目次
時給と仕事内容
アルバイトの中では時給1,200円以上と高額に設定されている。
大きな都市の中心部にあるコンビ二だと、1,500以上のお店もあります。
深夜労働は割増賃金として25%増しで支払わなければいけないので、その分効率的に稼げるというわけです。
主な仕事内容は、レジ打ちと納品された商品の陳列。
あと日中ではできない特殊な掃除なども行います。
覚える内容は多い仕事と言えます。
お店ごとに異なるでしょうが、まず昼や夕方シフトから入ってバイトに慣らされた後で、深夜のシフトに入るというのが多いように思われます。
時間帯が22:00〜6:00までということもあって、高校生は深夜のシフトで働くことはできまさん。
- 雑誌や新聞の返品
- フライヤーの清掃
- 油の交換
- 肉まん容器の清掃
- コーヒーマシンの清掃
- 雑誌の入荷・陳列
- 日用品の納品・陳列
- 廃棄チェック
- 冷蔵庫の温度チェック
- 発注作業
- 店の外の掃除
- 商品の棚替え
これらをレジ対応と同時並行にこなしていきます。
(もちろんレジだけでも覚えることはかなり多い)
どんなに切りが悪いところでも、お客さんがくればレジが優先です。
暇なイメージのある深夜のコンビニですが、忙しい店だと翌朝まで結構時間がギリギリである場合もあるのです。
コンビニの夜勤のメリット
コンビニ夜勤の1番のメリットは、時給が高い点にあります。
おまけにあまり忙しくない立地のお店だと、途中サボる・・・ではなくて、適度に休憩を挟みながら仕事をすることもできるのです。
高めの時給設定
バイトで時給1,200円という設定は高いです。
お昼の時間帯の時給と比較すると、400円以上差が付くこともあります。
田舎ののコンビニなんていまだに時給600円代のお店とかあるので…。
裏で漫画読んでサボれる
勤務中常にバックルームに引きこもれるわけではありませんが、片方のクルーさんや店長がいない時でかつ、お客さんのいないときであれば、裏で漫画読めます。
warning
もちろんバレたら怒られるし、あまりに度が過ぎれば辞めさせられてしまう可能性もありますが、暇な時間の多いお店だと、サボる隙は充分あります。
Wi-Fiが通っている
みなまで書かずとも分かりますよね?
スマホの通信をタダで使いたい放題ということです。
漫画ではなくスマホゲームの方が好きだという人であれば、人目を忍んで無料でできます。
もちろん見つかったら怒られるので自己責任ですが。
コンビニで多くあるクレームの1つにレジ対応が必要遅いというものがあります。
深夜のコンビニあるあるに
「すみませーん!」と呼んでも店員が一向にこない問題があります。
裏でくつろぎすぎて、お客さんの対応を遅らせないようにしてください。
キレる人はめっちゃキレます。
自分がされて嫌なことは人にしないように。
廃棄のお弁当やFFを食べられる
これはお店を経営するオーナーの意向によって左右されるのですが、廃棄のお弁当など余った場合、バイトが食べてもいいケースがあります。
食事代を浮かせることもできるし、何だかんだコンビニの食べ物というのはおいしいです。
ぶっちゃけ、廃棄の弁当を食べることや持ち帰りが禁止されているお店でも、大量に出たときはコッソリ持って帰っもバレにくいです。
僕も貧乏で苦しんでいたときによくやってました。
暇な立地のお店なら自由度高め
以上の深夜バイトのメリットというのは、暇なお店であればあるほど実感できます。
ただし深夜といえども、お店の忙しさは立地によって大きく変わってきます。
売上の大きなお店だと、夜遅くまでレジが混雑することもあるし、深夜の商品の納品作業が大変になってしまいます。
忙しければ当然、バックルームでゆっくり漫画読んでくつろぐ暇は味わえないでしょう。
コンビニ夜勤のきついところ
コンビニの夜勤のデメリットをあげていきたいと思います。
深夜の仕事に付きまとうとリスクや、女性も安心して働けるか?といったことも視野に入れつつまとめてみました。
犯罪に巻き込まれるリスク
平和な日本といえど、昼間よりも深夜の時間帯の方が危ない人間に遭遇する可能性というのは上がります。
(海外だと深夜にお店を開けているなんてあり得ないこと)
特に深夜2時~5時の間というのは、強盗の襲撃発生率が最も多くなる時間帯です。
強盗にお店を襲われるようなことは、宝くじに当たるくらい稀なことではあります。
しかしあなたの身に怒らない可能性は0ではありません。
強盗する側の人間から見ても、もし仮に実行するとしたら、スーパーマーケットや銀行よりもコンビニを標的にする方が簡単です。
スタッフはいても1~3人。
出入り口までの距離も短く、深夜なら周りのお客さんや通行人の目も少ないです。
コンビニというのは、強盗する側から見て一番狙いやすいのです。
店前にたむろするヤンキー
どういうわけかヤンキーというのはコンビニにたむろする生き物です。
中学生のヤンキーくらいならかわいいものですが、バイクに乗った暴走族となるとさすがに怖いです。
僕も駐車場のあるコンビニの深夜シフトのとき、店の外に40人(?)くらいと思しき暴走族の集団がいたときは、ゾゾゾォ~っとしました。
バイク音がブンブン鳴っているし、人相の悪いお兄さんたちのレジ対応をするときは膝がプルプル震えました。
特にもめ事を起こすようなことはなく、バイクに乗って走り去ってしまったのですが、数分後警察の人が聞き取りに来たのを覚えています。
(ご近所の住人がバイク音うるさいと通報したらしい)
酔っ払い客の相手
どういうわけか酔っ払い客というのは深夜のコンビニにやってきます。
ベロベロに酔った状態で、つまみのカルパスやらワインやらスーパードライやらを買おうとします。
「お客さん、ほどほどにしとかないと危ないんじゃないですか?」
と聞いてみると、
「へいき♪へいき♪・・・ッヒィック!」
と絵に描いたような行動を見せます。
ちなみに僕はコンビニの仕事で、店の外で泥酔してリバースしたお客さんの後始末をしたり、
トイレの中で泥酔したお客さんを助けるために、ドアのカギを破壊して救出するなどの経験をしています。
酔っ払い客ほどめんどくさいものはいません。
余計な仕事を増やされてしまいます。
力仕事多い
力仕事が得意な人であればなんてことはないでしょうが、女性だとちょっときついかもしれません。
商品のたくさん入ったかごを運んだりしなければならないからです。
飲料やお酒の納品などけっこう腰に負担がかかります。
当時お世話になっていたオーナーも「腰が痛い・・・」と愚痴を言いながら仕事していました。
もちろん力仕事をして忙しい最中でも、レジにお客さんがくればダッシュで向かわなければなりません。
相方との人間関係
防犯対策としても、コンビニの深夜の仕事は基本的に2人以上の体制です。
相方と人間的相性が悪ければ仕事をするのも大変です。
人当たりがきつい人もいれば、ビックリするくらい細かい指示を出す人。
新人嫌いや、怒りの沸点が低い人というのは一定数存在します。
基本的に深夜のシフトというのは22:00~朝6:00までの長丁場になるので、その間ずっと我慢しなければなりません。
ワンオペ
これはまずありません。
・・・けれどどうしても人手不足で苦しいお店の場合、あなた1人に店番を任せられるケースというのもあるそうです。
僕は経験がないのであくまでもヒアリングした話ですが、オーナーによっては、1日20時間くらいずっと働きっぱなしの人もいます。(人手不足のため)
そういった場合は、深夜のお客さんが少ない時間帯など自分は帰って仮眠をとることもあるのだそうです。
ワンオペだと一人で気楽というメリットもあれば、トイレに行きづらかったり、一人では対応できない問題が降ってきたらどうしようもないというリスクがあります。
店長がいなければ、助けてくれる人がいません。
コンビニの仕事というのは覚えることが多すぎるので、ベテランクルーでも分からないタスクというのはけっこうあります。
繁華街のコンビニだと深夜でも忙しい
飲み屋街のまっただ中や、大きな駅の真正面にあるコンビニだと、深夜でもお客さんの出入りが多く忙しい場合があります。
深夜なら暇な時間も多くてラッキーというわけでは、必ずしもないのです。
お客さんの対応で忙しくなってしまうと、退勤までに仕事を終わらせるのが困難になってしまいます。(時間との勝負)
そして当然飲み屋街が近くにあるコンビニであれば、酔っ払いに絡まれる可能性も高まります。
(胸の谷間をあけたセクシーなキャバ嬢がくることもあるかも・・・)
覚えること多い
これは何も深夜に限ったことではありませんが、コンビニの仕事は覚えることがとにかく多いです。
最初のうちはミスが目立つので、店長やお客さんに怒られてしまう機会が多くなるかもしれません。
慣れてしまえばどうということも無いのですが、始めたばかりの頃は「割に合わない」と感じる人が多いのも、コンビニの仕事の特徴です。
深夜特有の疲労感
夜型の人ももちろんいますが、人間の生体リズムは「昼に行動して夜に休む」ように作られています。
本来睡眠をとっているであろう夜中に起きて仕事をするということは、疲労感が貯まりやすいのです。
昼にしっかり休もうとしてもなかなか眠れなかったり、疲れが一向に抜けなかったりするのです。
出勤の日は夜通し働いて、休みの日は日中活発になるという生活スタイルでは、成果活リズムがとても不規則です。
体にちょっとずつダメージが残っていくことにもなります。
休みづらい・辞めづらい
コンビニの深夜の時間帯というのは、やりたがる人が少ないです。
ということは始めることは簡単でも、辞めにくくなってしまいがちなのです。
あなたが抜けた後のシフトの補てんは誰がするのでしょう?
新しいバイトなんてそう簡単には見つかりません。
ということは、店長やオーナーが自分の時間を削って働かなければならないということです。
僕の両親はコンビニを経営しているので、深夜に人手が足りないために寝る間を削って働く姿というものを間近で見てきました。
いくらバイトとは言え、「辞めます」というのは残酷な一言だなぁと感じてしまいます。
結論
コンビニ夜勤はきついです。
暇な時間の多い店での勤務ならラッキーですが、忙しい店の場合だとなかなかきついです。
事実深夜の時間帯というのはバイトの入れ替わりが激しいです。
総合的に考えると、僕はおすすめしません。
・・・といいますが単に稼ぎたいのであれば、僕はアルバイトよりもブログビジネスをおすすめしております。
副業レベルから始めることができ、軌道に乗ればバイトで稼ぐ程度のお金は働かずに生み出すことができるようになるからです。
ネット上にサイトを設置しておけば、それがあなたの代わりに働いてくれます。
あなたが夜寝ているときや遊んでいるとき、病気で働けないときであっても、文句の1つ言わずに働き続けてくれます。
コンビニやパチンコの仕事なんかよりよっぽど楽だし、自分の知識を収入に変えることができるのです。
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