「ニートが起業するだって?」
「バカも休み休み言え!そんなことできるわけないだろ!」
僕の父ならこう言うでしょう。
いえ、僕の父どころか世の中の大多数の大人はこう考えると思います。
そもそも働きたくないからニートをやっているのに、起業をするだなんて完全なアホだと思われます。
起業と聞くと、ものすごい才能を持った一部の人のみができるすごいことのように思われがちです。
しかしそれは間違いです。
起業は別に難しくありません。
きちんと体系的な知識を持って臨めば、借金や人を雇うというリスクもなく、趣味で起業してお金を稼ぐということはできてしまいます。
今の時代は特に。(やろうと思えば小学生でも)
ニートとはいわば社会への抵抗です。
いい大学に入って、いい会社に就職し、お給料をもらって働く。
これは現代社会の常識とされている考え方です。
ところがすべての人がこのシステムになじめるわけではありません。
社会の仕組みに順応できず、はみ出してしまう人というのは一定数います。
僕もその一人です。
通っていた専門学校も嫌気がさしてやめてしまい、一時期は月収6万円半ニート生活をしていた身です。
「働きたくない。。。」
この気持ち分かります。
またすべてのニートが仕事を嫌がっているわけではないことも知っています。
彼らはの中には、自分の力を発揮する場所が見つからないから働いていないという人もいるのです。
- 「やりたいことが見つからない」
- 「何か自分の力を発揮したい」
- 「世の中のためになるようなことがしたい」
- 「何かすごいことがやりたい」
- 「現状に退屈してしまっている」
- 「就職なんてまっぴらだ」
- 「自分の信念がある」
もしそうならあなたは、起業に強い適性があるかもしれません。
僕の父には決して見せられない、“ニートは起業に向いている論”を書いてみたいと思います。
ニートが起業に向いている理由
ニートは次の2つの理由があるからこそ、あえて起業に向いていいると言えます。
①:時間的自由がある
②:社会のレールから外れた存在
1つめの時間的自由があることは、言わずもがな分かると思います。
2つ目の社会のレールから外れた存在というのは少し「?」が付くところだと思いますが、1つずつ解説します。
①:時間的自由がある
ニートは会社に時間を縛られていません。
めんどくさい会社の人付き合いややりたくもない書類整理や顧客対応。
仕事のスケジュールによる縛りなどを受けません。
さらに学校に通って授業を受けて勉強する必要も無いので、時間的自由度は高いです。
時間的な縛りが無いというのは大きなアドバンテージと言えます。
社会のレールから外れた存在
起業とはいわば一般的なレールから外れる行為です。
会社に就職して出世競争で勝ち抜いていこうと思うと、大学を出ていい会社に就職して・・・といった道を歩みます。
ドロップアウトしてしまうことは”死”も同然です。
転職だって何度も繰り返していると、徐々に働き口というのは減ってきます。
何回も何回も仕事を変えていると、就ける職も給料が低くなり、仕事内容も泥臭いものになっていきます。
一見レールから外れるってダメなことのように思えるかもしれません。
ただし自分でビジネスをするとなると話は別です。
いい会社に入り、定年まで働き続ける過程で
- マイカーを持つ
- 結婚する
- 子どもを作る
- 家を建てる
- 会社で昇進を重ね給料アップ
- 定年で退職して年金で暮らす
こういった常識に縛られてないからこそ、起業への適性が高いです。
(起業で成功すればそれ以上の生活を手に入れることもできる)
起業はみんなと同じではダメ
海軍に入るくらいなら、海賊になったほうがいい
by Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
ニートをやっているということは、少なからず仕事や自分の人生に不満があったためという人も多いのではないでしょうか?
ひたすら学歴や資格を積み上げてきたレールの上を走るエリートと違い、失うものなどありません。
見栄やプライドに縛られることもありません。
会社や学校ではみんな一緒でなければならないという価値観があります。
ところがお笑い芸人や音楽、スポーツ、起業などで成功するためには他と違った存在である必要があります。
大多数と同じような行動を取ることはむしろ障害にすら成り得るのです。
極端に書くと、先生や親の言うことに対して
「うるせぇ!ボケェ!」と言えるくらいの人の方がいいということです。
何でもかんでも上の言うとおりにするだけの良い子ちゃんでは、むしろうまく行かない可能性の方が高いです。
「人が右なら、私は左!」くらいのスタンスでなければ。
ニートに起業なんて無理という批判
世間で思われているニートのイメージはというと
- 怠け者
- 人生の敗者
- ろくに仕事をしないダメな人間
- 精神的に弱い人間
- ゲームばかりしてる
- 引きこもってる
- 親に迷惑をかけている
・・・うん。
「就職はおろか、アルバイト1つろくにできないやつらに起業なんてできるものか!」
ものすごく正論です。
確かにその通りだと思います。
(何らかの病気で仕方なくという人もいますが)
起業に向いているニートと向いていないニートには別れるでしょう。
起業に向いているニート
- 人生の道を模索中
- 明確にやりたいことが決まっていない
- このままではダメだと思っている
- 人生を何とかして変えたい
- これまでの人生で何かに熱中していた
- 何らかの分野で成功体験を持っている
というのであれば、まだ起業への適性はあります。
生きる気力があるので。
人にやらされる仕事にやる気は起きなくても、自分でやりたいと思えることならどうでしょう?
- フェラーリに乗ってドライブしてみたい
- お金を気にせず海外旅行に行けるようになりたい
- 回らないお寿司屋に気軽に入れるようになりたい
- 社会的ステータスを手に入れたい
- かわいい彼女orかっこいい彼氏に恥じない自分になりたい
- 稼げるようになって安心・快適な暮らしをしたい
- バイオテクノロジーへの投資研究がしたい
起業しないほうがいニートの特徴
人生の展望について何も考えていないプータローは辞めておいた方がいいです。
起業するとなると、当然必要になってくるのは努力と試行錯誤です。
事業が軌道に乗れば、あとは遊んでてもお金が入り込んでくるようなライフスタイルも実現できますが、
最初から楽して稼ごうというマインドではダメです。
当然すべての責任は自分に降りかかってきます。
生きることに一切のやる気を持たない思考停止タイプのニートは、起業に限らず自立してやっていくという事は不可能です。
コミュ障ニートでもOK
対人恐怖症やコミュ障はあまり関係ありません。
人を雇ったり、電話や外回りの営業活動をガンガンやるビジネスであれば、コミュニケーション能力も求められます。
でもネットビジネスであれば話は別です。
たとえばブログであれば一人仕事なので、人と話すこともありません。
自宅の一室でひっそりと起業できてしまいます。
エリートサラリーマンでも起業して失敗する
「ニートごときが起業かよw」
と鼻で笑う人もいると思いますが、それは会社員とて同じことです。
そもそも学校でビジネスのやり方など教えてもらってことはないはずです。
学校の授業で鉛筆1本1万円で売る方法なんて教えてくれません。
会社内での労働者としては優秀なのかもしれません。
でも起業家・経営者として優秀かどうかは別の話です。
一流企業を辞めたのち飲食店で起業したものの、3度も失敗して自己破産した人だっています。
会社内での地位が高い=起業家としての適性が高いとは限らないのです。
(むしろリストラに合ってニートになってしまう人もいる)
どんな手段で起業するべき?
起業するとは具体的に言っても、何をすればいいのか?
お店をするにもお金なんてないし・・・何億も儲かるビジネスモデルなんて思いつかない・・・。
そんな人におすすめする起業プランはたった1つ。
情報発信ビジネスです。
ブログやSNSを使って情報発信をするネットビジネスのことを示します。
YouTubeやブログやSNS、メルマガといった媒体で情報発信をする。
そしてアフィリエイトやアドセンスでお金を稼ごうというわけです。
情報発信ビジネスには主に5つのメリットがあります。
- 在庫を持つ必要がない
- 家で作業できる
- 自分の好きなことを言えるor書ける
- 利益率が高い
- 金銭的なリスクほぼゼロ
近年何もない個人が急に月収100万円とか大きなお金を稼げるようになった事例がたくさん出てきています。
その人達の多くは情報発信ビジネスで成功したという人が多いのです。
家庭にあるパソコンやスマホを使い簡単に実践できるので。
アフィリエイトは小遣い程度しか稼げないと思っている人もいますが、それは間違いです。
ビジネスの知識。
正しい知識と戦略。
これらを持って情報発信をする媒体を育てていけば、大きな金額を稼ぐことは十分に可能です。
この記事のまとめ
- すべてのニートがダメなわけではない
- 自分の力を発揮する場所を求めている人もいる
- 時間的自由度がある
- 社会の常識に縛られない
- 起業家はみんなと同じことをしてもダメ
- ブログやSNSで情報発信起業するといい
世の中とはちょっぴり違ったモノの見方をしてきました。
(父よ・・・すまぬ・・・)
今の世の中で正解と言われているレールの上を歩いていくような生き方はダメだったかもしれない。
けれど働かないと人間ダメになるとか、周りと同じことができないといけないという考え方はマイノリティの生き方を殺してしまっています。
自分の中にたまっている鬱憤をパワーに帰ることができれば、人生すばらしい方向に向かうと思います。
起業自体別に難しいことではありません。
会社を立ち上げて従業員を雇い、役所へ行ってめんどくさいハンコを押すことは後回しです。
人の役に立つコンテンツを作り、マネタイズ(お金を稼ぐ)する。
でっかいオフィスやビルも不要。
税金やらなんやら小難しいことも今はまだ考えなくてもOK。
儲かった後でどうとでもなるので。
個人でする小さな規模でも、世の中に価値を提供することができれば立派な起業です。
借金を背負うというリスクもなく、今より豊かな暮らしをすることもできるようになります。
さらにもう一つ広い目で見れば、あなたがビジネスをやるということは社会全体にとってもいいことです。
利益を出して社員に給料を払う(自分ひとりの場合も含め)
稼いだお金をきちんと納税する。
お客さんの役に立つサービスを提供する。
ビジネスを通じた社会への貢献にもなるわけです。
これって、ともすばらしいことではないでしょうか?
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