楽をしたいと思う気持ちは、人間の脳みそに生まれつきインストールされているものです。
仕事は基本的にサボりたい欲求はまさしく寝食と同じです。
僕は仕事をサボるプロの人たちをたくさん知っています。
例えば僕の働いているコンビニによく来てた郵便局員のお兄さん。
毎日のように駐車場に車を止めて中で居眠りをしているものですから、ある時聞いてみました。
「○○さん。仕事サボってて怒られないんですか?」というと、
「よ~う見とるなぁ笑 兄ちゃん。優秀なやつは仕事をサボるもんやねんで!」
と得意げに言うものですから、僕はその場で大爆笑してしまいました。
でも彼の言っていたことは事実です。
仕事をできる人や、結果を出している人ほど、サボり方が上手なのです。
この記事の目次
仕事で大きな成果を出す人は手を抜くのがうまい
楽をしたいというのは人間の性なので、デスクワークよりもYouTubeでおバカな動画を見ている方が楽しいと思うのは当たり前です。
けれどサボり上手な人は、ただダラダラ自分の時間を無駄にするような過ごし方はしません。
サボる・・・というと少し語弊があるかもしれません。
正しくは、ただ根性だけで闇雲に頑張るようなことをしないのです。
ずっと仕事をしていると、集中力が切れてパフォーマンスも下がってしまうもの。
自分の努力が結果に結びつかないと、汗水たらして頑張る意味も薄れます。
結果を出す優秀な人ほど上手に休憩を取る技術であったり、自分が仕事の現場にいなくてもうまくいくような工夫をしています。
うまいこと手を抜いて成功を収めた2人の有名人をご紹介します。
島田紳助
元お笑いタレントの紳助さんですね。
今から約40年前。
まだ無名の若手だった彼は吉本芸能事務所内でサボりの常習犯だったそうです。
彼が相方の竜介さんと漫才でコンビを組んで活動していたころはどんなだったかというと
- わざと出番をすっぽかす
- 舞台上に上がってもお客さんに聞こえないくらい小声で話す
- 5分の漫才をわずか1分で切り上げる
かなり度胸が無いとできない行動だと思いますが、そこには彼なりの売れっ子になるための戦略があったのです。
(まだその当時新人でしたから、支配人からは大目玉を喰らっていたそうな・笑)
- ターゲット層は20~35才の男
- 売れるためにはTV出演につながる場所で目立つ
- 負け戦はしない
お客さんのターゲット層も自分たちと同年代の20~35才の男1本に絞っていたのです。
だから舞台に立つチャンスがあっても、
- お客さんがおじいちゃん・おばあちゃんばかり
- TV出演に関係の無い出番
となれば、わざと手を抜いていたというわけです。
その代わり勝負所では他のどのコンビよりも笑いをかっさらい、メディアの前に踊り出ていきました。
そうして知名度を得て、タレントとしても大成したわけです。
イチロー
イチローなんて努力の鬼のように思っている人もいるかもしれませんが、高校時代などむしろサボることを考えて練習していたそうです。
(もちろん途方もない努力家であることは疑いようもありませんが)
イチローの高校時代の目標はプロに行くことただ1つ。
甲子園はスカウトにアピールするための場に過ぎなかったというのです。
さらにイチロー自身、人にやらされる練習を練習とも思わなかったようで、
むしろ陰でやる自主練の方に力を入れていたのだそうです。
学校近くの墓地で”幽霊”が出る。
これはイチローの有名なエピソードの1つですね。
夜な夜な墓地の方で奇妙な音が聞こえるから
「お化けでもいるのでは?」と噂が広まり見に行ったところ、
イチローがお墓で黙々と素振りをしていたというわけです。
なんでも周りから努力している姿を見られたくなかったのだとか・・・。
高校時代のイチローの通算成績
打率.501(536打数269安打)
ホームラン19本
盗塁131個
高校3年生の地方大会では、打率7割以上をマーク
結果にコミットしているかどうか?
島田紳助やイチローの取った行動はまさしくエッセンシャル思考と呼ばれるものです。
自分の目標達成をするために関連のあることのみやるという考え方になります。
必要な努力とそうでない無駄なものを取捨選択するということです。
学校の授業を思い返してみると分かりやすいかもしれません。
受験のときなど、「授業はいいから早く自習させてくれ!」と思わなかったでしょうか?
確かに授業も大切なのですが、古文の勉強をしたいときに数学の授業など無駄です。
周りに合わせるのではなく、自分の出したい結果にコミットした努力をしなければならないということです。
(授業受けるフリをして内職した経験とかあるはず)
関係のないことは手を抜くor捨てるということです。
経営者は働かない!?
起業家や経営者というと、朝早くから晩遅くまで働き詰めなイメージを持つかもしれません。
確かにそういう人もいます。
まだ会社を立ち上げたばかりの頃など、休みなく働いていたという人は多いです。
けれど事業が軌道に乗った後は、現場からフェードアウトするというのが優秀な経営者です。
自分自身が労働をする代わりに、人を雇って任せたり、外部にアウトソーシングしたりするのです。
自分が働かなくても事業が回るように、効率化させます。(仕組み化)
お金は働かなくてもポケットに入ってくる状態です。
空いた時間は何をするのかというと・・・
- 取引先のところに行く
- 優秀な人材を捕まえてスカウトする
- 次の事業の計画を練る
- 勉強する
- 遊ぶ
ブロガーやYouTuberも働かない!?
儲かっているブロガーやYouTuberもサボるのが上手です。
・・・と言いますか効率化を徹底することで、自分自身が働かなくてもビジネスが勝手に回り、収益が発生する仕組みを作っています。
会社の経営者と一緒です。
ブロガーは自分のサイトを経営し、YouTuberは自分のYouTubeチャンネルを経営するわけです。
もちろんヒカキンさんなど、毎日休まず更新している人もいます。
彼レベルならもう別に働かなくても生きていけるでしょうが(投稿を辞めても莫大な利益が発生し続ける)
動画を撮影することへの情熱がすごすぎるので休んでいないだけです。
ネット上にブログ記事なりYouTube動画なり、コンテンツをUPしておけばそれはもう立派な効率化です。
同じことを何度も1人1人に言わずとも、自動で何人もの人に伝えてくれます。
仕組み化を徹底しているとどんどん楽になります。
後は自由に遊んだり、他の仕事をこなしたりすればいいのですから、働かないとご飯食べれないなんてこともありません。
アフィリエイトを専業にしているママさんなど、子供を幼稚園に送り届けたのちに、
がぁああああ!と記事を書いてしまうそうです(2~4時間)。
そのあとは家事や育児をするのだそう。
これで月収30万円以上稼ぐというのですから、スーパーのパートをするよりもよっぽど儲かっています。
バイトの帰り道に感じた違和感
ある日深夜のシフトが終わり、電車に乗って家路についているときです。
「これって一生懸命やっても不毛な努力だよな・・・」
ある日のコンビニバイトの帰り道にそう思いました。
頑張っても報われないコンビニオーナーや店長の姿や
朝通勤するサラリーマンたちでごった返す電車を見ていてふと考えずにはいられなかったのです。
「この先会社に就職して働いたところで、幸せな人生って待っているのかなぁ?」と。
将来やりたいことも特に決まっておらず、せまりくる就職活動にあ頭を悩ませていた僕はそう思わずに入られませんでした。
僕はもともと就職して会社内で昇進していけば、接待やら何やらで銀座&ゴルフで豪遊する”勝ち組”のような生活が送れるのかなぁと、楽観的にと考えておりました。
「バカか?お前は!」と言ってやりたいですね(笑)
そんなサラリーマンの出世街道はとっくの昔に消えてます。
自分なりに人生や社会の仕組みを見ているうちに、会社や上司に言われた業務をまじめにやっていても報われそうにありません。
お給料はあんまり伸びないし、バブルのときのように臨時ボーナスがもらえるわけでもありません。
人手不足で仕事量は増え、残業が増える日々。
特に若い世代(20~30代)はお給料が増えないし、待遇もよくならないので転職する人も多いわけです。
コンビニのバイトだって頑張って働いたところで、時給が増えるわけでもありません。
夜勤明けで眠い目をこすりながらて見る反対側ホームの電車の中。
出勤ラッシュで無理やり社内に詰め込まれるサラリーマンたちを横目にそう思わずにはいられませんでした。
本業はほどほどに副業にコミットしよう
仕事を程よくサボり、人生をより良いものに変えていくためにあなたがコミットするべきは副業だと僕は考えています。
僕の場合、日中はアルバイトをテキトーにこなしながら、家に帰ってからはブログ執筆に精を出すようにしております。
ブログのよいところは、仕組み化が簡単であることです。
1度書いた記事は勝手にネット上からアクセスを集め、広告を多くの人の目に留まらせることで収益をあなたにもたらしてくれます。(アフィリエイトやアドセンスなど)
そうすると、サボっても稼げるようになるわけです。
ブログが稼いでくれ、暇になったあなたは何をすればよいのかというと、
- 朝から晩までダラダラと漫画やアニメばかり見て過ごしたり
- モルディブに行って海水浴を好きなだけ楽しんだり
- 好きな人と時間を気にせずデートしたり
- リラクゼーションエステに行きマッサージをしてもらったり
- くたくたになるまでショッピングを楽しんだり
- ちょっと高い値段のするお店をはしごしたり
ということが可能になります。
男性であれば、夜の街のお姉さんのいる店にも好きに行けます(笑)
お給料をもらうだけの稼ぎ方だと、あまり報われる努力をしている感が無いのですが、副業を頑張ることによる後々得られるメリットは大きいです。
だから本業の仕事はほどほどにサボり、副業にコミットしようというわけです。
郵便局員の兄ちゃん!
これでいいんだよね?
コンビニ店員ブロガーのDスケ(⇒プロフィール)です。